【岐阜】関のすぎのこキャンプ場と自然あそび
名古屋からもっとも近くて安心というフレーズがHPに載った岐阜県関市にあるすぎのこキャンプ場バンガロー村に泊まってみました
予約を入れたのは前日でギリギリだったけれど「全然大丈夫ですよ〜」の一言に当日は予定より少し遅れながらも安心して目的地まで着きました
すぎのこキャンプ場バンガロー村
昼過ぎに受付に到着すると、愛想のいいおばちゃんが「あれ、そんな予約は聞いてないよ」と事務室に戻って書類をめくったり誰かに電話を掛け始めました
別に予約がなくてもよかったのですが、「もしかしたら他のキャンプ場に予約入れてるんじゃない?名前が似ているからたまに間違えられるの」と言われて電話番号を確認すると、どうやら私が間違えていたことが分かりました
恥ずかしいミス、と同時にややこしすぎる施設名にびっくり
私が予約をしたのはすぎのこキャンプ場テント村、着いた先はすぎのこキャンプ場バンガロー村、その先にはすぎのこキャンプ場スイス村がありました
こうなれば間違えるのも無理はないって話だったので、結局着いてしまったバンガロー村に急遽予定を変更しテントを張らせてもらうことに
さらにびっくりなのが名称がそれぞれ異なるだけで管理会社は一緒、同じ母体なのかと思っていたら、それぞれまったく違うんだとおばちゃんが言っていました
これはずいぶんややこしく、"あっちは名称が変わった" とか”◯◯村はもう営業してない"と言って他のキャンプ場からの客をあわよくば自分の施設に誘導するようなこともしているとか、田舎のいざこざ事情を図らずとも知ることになってしまいました
そんな関市の人間関係を垣間見たところで、今日のテントスペースに案内です
バンガロー村のオートキャンプは5月下旬の日曜日で私たちを含む2組だけ、土曜日には駐車スペースが満車になるほど賑わっていたそう
そのすぐ隣にはサビついたバンガローがたくさん建っていたのでコスパ悪そうに見えましたが、寝るだけならまぁいいのかな
名古屋から来ると一気に涼しい場所に来てしまったようで、思いっきり山だし川の近くなのでダウンジャケットは必須だけど、夜になるとものすごい星の数!
あたりは街灯のひとつもないからこれだけくっきり見えてしまうんだね
寄り道すぎのこキャンプ場付近
白水の滝
翌朝はバンガロー村から白水の滝まで20分ほどかけて歩きました
途中、赤い大きな橋を渡るとき看板には"5人以上乗らないでください"みたいなことが書かれていたので高所恐怖症の私はそれより補強がんばってよ、と思いました
案の定、揺れまくる橋を渡ると見えてくるのが板取川の絶景!エメラルドグリーン色した川の透明度には驚きです
見渡す限りの森林に囲まれながら岐阜ってこんなに綺麗な景色があるんだ、と思いながら目的地の滝まで到着しました
落差は20mほどの大きくはない滝だけど清々しい気分になれる場所です
誰も来なかったので1時間くらい過ごしてから来た道を引き返しました
モネの池
あの有名な観光地は岐阜にあったんだ、ということでバンガロー村をチェックアウトしてから向かったのは車でたった7分ほどで着くモネの池です
写真でみると絵画のように美しいあの池がこんなに近い場所にあるならぜひ見たい!と行ってみると平日の昼でもたくさんの人が集まっていました
人の群がるほうへ近寄ってみると見えた小さな池はあれ、けっこう小さいんだ、が第一印象
水の透明度はそれなりだけど、写真で撮ったほうが綺麗に見えるのはどうしてだろう
この池は時期や時間帯によって大きく見え方が異なると説明に書いてあったから、私の時はどうやらアタリではなかったのかもしれません
私の友人は無言で池から去ってソフトクリームを買いに行ったほど興味の対象からすぐ外れたようです
天候や時期に左右されるなら、タイミングを調べてから来たほうがいいかもしれないね
レストラン幸
バンガロー村にチェックインする直前に寄ったのが名物の鮎料理を提供するレストラン
田舎ゆえに時間帯によって飲食店を探すのは大変だったりするけど、ここで助けられました
シーズンということもあって、鮎の釜飯おいしかったです
徳兵衛茶屋
午前中は白水の滝に行ってたくさん動いたので、ここでランチです
バンガロー村付近は意外にもちらほらレストランがあったのでよかった
ここは板取川を目の前にしてランチが食べられるので最高のロケーション、自然の近くで食べられるだけで美味しさも増す気がします
今回の旅でテントが破損して使えなくなってしまったけど、またキャンプはぜったい行こう
【石川】レンタサイクルで行く白山・鶴来ツアー
石川県の観光といえば金沢ですね
そんな見どころたっぷりの街を差し置いてでも紹介したい、石川県白山市の鶴来(つるぎ)周辺は期待以上によかった!
半日で周れてしまうほどの規模だし、金沢市内に泊まっていても簡単に日帰り旅行できます
金沢市内を走るバスに乗って野町駅行きで降りてから、始発の野町駅▶︎鶴来駅下車まで約30分ほど、たった2両しかない電車に揺られて着きました
途中、田んぼと山ばかりが続くただの田舎町っていう雰囲気
鶴来駅を降りた正面に白山市役所の鶴来支所が見えてレンタサイクルの貸し出しをしているようなので立ち寄ってみました
半日借りて600円くらいだった気がする
田舎を周るなら車が必須と言われているけれど、小さい町なら自転車だけで余裕です
半分余裕で半分しんどい坂ばかりが続くきつい山道を登って市街地との違いを体感しながらも、20分ほどかけてやってきたのがこの田舎までやってきたほんとうの理由・・・
草庵
蕎麦屋の草庵というお店
人気店と聞いていたから開店の30分前に到着しておいたものの、すでに常連らしき地元の女性たちが3組ほど並んでいました
たしか平日だったはずだけど入店前から感じる繁盛店の気配
こんな住宅地にひっそり建っているのに地元の人はやっぱりいい店があることを知っているんだね
時間になって店内に通されるとあっという間に満席になったのでやっぱり早めに来ておいて正解だった
古民家っていうか本当に古くからそのまま使われている味のある建物という感じで、注文する前から”絶対ここおいしいよね"と思わず納得してしまう
私たちが注文したのは山菜の天ぷら、鴨、つけとろ、十割そば、ぜんざい
もう期待を上回るほどの美味しさで違う季節にもまた来たいと思うほどよかったです
がんばって自転車を漕いでよかったなぁ
白山比咩神社
食後は鶴来別院というお寺を散策したあと、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)まで行きました
ここは恋愛成就、縁結びの神を祀っているから若い子の間では恋愛に効くパワースポットとして知られているみたい
ただし女の神様だから彼氏と行くと嫉妬してそのカップルは別れる羽目になるとかそういった迷信も広がっているようです
また、比咩神社は白山を御神体としていて、白山は富士山・立山とともに日本三霊山に数えられているらしい
白山がそんな影響力大だったなんてね、こっちのほうがよりパワーを感じるな
境内の清々しい緑に囲まれながら歩くのは気持ちがいいし、参拝者もそこまで多くないので散策するだけでも癒されました
全国的な知名度はいまいちな感じだけど、石川県内や周辺の住民からは親しまれている神社かなといった印象で、白山・鶴来に来たら立ち寄っておきたい場所です
白山比咩神社から鶴来駅まで戻りつつ、川沿いを走っていると見えてきたのが手取川
日本酒で知られてる有名な川の名前というのは知っていたけれど、何か楽しめることはあるかなと近づいてみました
その河川敷は十八河原公園という自由広場で長く続く芝生には昼からテントを建てている人がちらほら見えました
ここでキャンプができるのは知らなかったなぁ、偶然着いてしまった広場だったけど昼だけ来て短時間でピクニックするのも楽しそう
そして川の近くまで来てみるとびっくり、この透明度はすごい!ところどころ水の流れが強そうだったので川遊びには不向きと思いながらも地元の男子高校生が遊んでいたりする光景も見かけました
川は見たまんまものすごく冷たいけど、眺めてるぶんには最高
向こう側には森林が広がっているしこういった景色は田舎ならではですね
もう少し足を延ばせばいくつか滝のスポットがあったけど、自転車だとちょっと遠いようで断念、その代わり神社も河原ものんびり過ごすことができました
鶴来駅に着いたのが11時頃で自転車を返却した夕方まで6時間くらいで十分楽しめたし、思った以上に充実した白山・鶴来エリアでした
【奄美大島】奄美群島の遊び方
前回のつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
沖永良部島からスタートし徳之島、与論島に滞在して最後に向かったのは奄美大島
奄美群島の中では主役といってもいいくらいたくさんの文化と自然が詰まった島なので、楽しくないわけがない!
奄美大島で6ヶ月間過ごした私のおすすめを載せてみました
areyoukiddingme.hatenablog.com
アクセス
飛行機:羽田(JAL)、または成田(Peach)より約2時間半
福岡、那覇、鹿児島よりそれぞれ約1時間
フェリー:鹿児島新港から約11時間
那覇から約13時間
飛行機だと就航エリアが多いのはさすが、私は成田からLCC(格安航空会社)のPeachを利用して奄美空港まで行きました
その日は天候不良だったこともあって、着陸ができず10分ほど飛行機が空中で待機してたときに見下ろした奄美の海といったらとんでもなくブルーだった
天気の悪い日でもこんなに海は青いんだって感激したことを覚えています
食文化
鶏飯
奄美の代表的な郷土料理といえば鶏飯(けいはん)
白ごはんの上に錦糸卵、細かく裂いた鶏肉、ネギ、しいたけなどの具を乗せて鶏だしたっぷりのスープをかけて食べるもの、チキンの美味しさと優しい味付けが最高
鶏飯発祥のお店として有名なのが、みなとやという鶏飯の専門店
奄美空港と同じ地域の笠利町にあるので車があればアクセスかんたんです
あおさ・もずく
味噌汁やお吸い物の具としてよく使われているあおさは1月から春にかけてが旬
もずくと同じく酢の物にすることもあるし、あおさともずくは天ぷらにして食べるのが私は好きでした
みき
一度聞いたら耳に残る奄美のドリンク名です
見た目はカルピスみたいに真っ白な発酵ドリンクで米・砂糖・いもから作られているそう
スーパーや個人商店のみき専門店を見かけることがあったので、買って飲んでみたことがありますが、酸っぱさと甘さが混ざる甘酒のような感じだったかな
島では昔から夏バテ対策として飲まれることが多かったけど、奄美の若い子が愛飲してるところは見たことがなかった
味に関しては好き嫌いが分かれるそうだし、世代によって愛着度も違うんだろうな
鶏刺し
本州から来た人にとってはびっくりですが鶏を刺身で食べるようです
奄美大島だけでなく鹿児島県本土でも一般的らしく沖永良部島のスーパーで売っていたからそれほど馴染みのある食べ物ってことですね
初めて食べたときは絶対お腹壊すでしょ、と思っていたけれど案外平気
奄美大島でも居酒屋メニューの定番だったし甘いしょうゆにつけて食べると歯応えのある食感がおいしくて私は好きでした
観光地
島といっても面積の広い奄美大島ではレンタカーかバイクがあったほうが断然便利
他の奄美群島と比較しても見どころが圧倒的に多いので3泊くらいはほしいところ
奄美自然観察の森
広い敷地内にはアスレチック、森林を歩く散歩コースがあったりと子どもと一緒に楽しめる場所
森の中に入ると奄美固有の植物を観察できたり、春には温暖な地域に咲く濃いピンクの緋寒桜(ひかんざくら)がたくさん見られるし展望台からは龍郷湾を含む奄美の海が見渡せます、これは絶景
大浜海浜公園
奄美の市街地・名瀬から近くてアクセスが簡単なビーチ
キャンプ場やBBQスペースが完備されているから遊びに行きやすく1番気軽に行けるスポットかも、ここで見る夕日はとてもおすすめ
ホノホシ海岸
海水浴ができるビーチと比べると砂浜がなく石で敷き詰められた海岸で周囲は崖がそびえている独特な景観
波が荒いので泳ぐのに適していないけど、打ち付ける波の音や海の透明度はやっぱりすごい
ひたすら波を聴いたりぼーっとするのにぴったりな海で奄美でもパワースポットと言われてるようだけど、どうかな?私はよくわからなかった
手広海岸
奄美空港から約20分の距離にあるサーフスポットで人気の手広海岸
サーフィンの大規模な大会が行われるほど環境と波がいいと言われています
海に入らなくても寄ってみる価値はあり、すぐ近くにはハートロックと呼ばれる干潮のときだけ見られるパワースポットもあります
宿泊
さすが垢抜けてる奄美大島にはすてきな宿泊施設が揃っています
安宿からハイエンドなホテルまでたくさん
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【与論島】奄美群島の遊び方
前回のつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
鹿児島・奄美群島の徳之島滞在中に与論島へ行ったときのお話です
結論からいうと2泊3日の宿泊じゃもったいなかった、と思えるくらい良い島!
与論島(よろんじま)
与論島は鹿児島県の最南端に位置する島で、奄美群島のひとつ。奄美群島の中で最も沖縄県に近い位置にある。島の周囲はサンゴ礁で囲まれており、礁の内側は水深2-3mの浅い海が広がっている。
アクセス
飛行機:鹿児島空港より約1時間20分/1日1往復
那覇空港より約40分/1日1往復(時期により増便も)
フェリー:鹿児島新港から約20時間
沖縄(那覇)から約4時間30分
沖縄(本部)から約2時間30分
私は徳之島の亀徳港から与論島に行ったので片道の所要時間は4時間ほどでした
フェリーに乗って島から島へ移動すると聞くと港ごとにそれぞれ往復してると思うかもしれないけど少し注意
フェリーは鹿児島の鹿児島新港▶︎沖縄の那覇港まで約24時間かけて運航しているため、たとえ徳之島から与論島まで片道4時間であっても日帰りで行けるわけではないです、そこはちょっと残念だけど仕方ない
時間が足りないとなれば現実的なのは飛行機、那覇空港だと40分で着いてしまうから便利ですね
食文化
パパイヤの炒め物
熟したフルーツを思い浮かべるパパイヤとは違って、与論島では青パパイヤを使って千切りにしサラダで食べたり炒め物としておかずに使われています
初めて知ったのは沖縄出身の子の手料理だったし徳之島の郷土料理でもあったから、奄美群島と沖縄の食はやっぱり共通点があるんだね
もずくそば
そばの中にもずくを練り込んだものが与論島の名物
他の奄美群島では見かけなかったので与論島らしい地元グルメといえそう
島もずくと言われる太めでシャキッとした食感が特徴なのでもずく酢やお吸い物として提供するお店も見かけました
海鮮
南国っぽい魚を食べるならシビマグロ、シイラ、ソデイカなど本州では見かけない魚も刺身で食べられます
寒い地域でとれるさかなとは全く違うので島気分が味わえる
与論献奉(よろんけんぽう)
与論献奉の存在を知ったのは沖永良部島に滞在してた時のこと「与論島に行ったら与論献奉っていう酒の飲み方があるよ。誰かが潰れるまでひたすら順に飲む番がまわってくるよ」と沖永良部の人から聞いたことがありました
なんか恐ろしいなと思っていたけれどこれは与論島流のもてなしだそうで、自己紹介に始まりひとつの盃をまわして飲むことで連帯感を生む飲み方なんだそう
お酒はもちろん奄美黒糖焼酎で乾杯、私は与論島の民宿にチェックインしてわりとすぐ宿の主人から誘われました
与論献奉やっぱり実在するんだ、としみじみ思いました
観光地
まずこの小さな島をどう周るか?って話なんですが、私は近くのレンタバイク店で原付を借りて島を一周しました
一周といっても原付バイクに乗って寄り道なしなら、30分くらいでスタート地に戻って来れるくらいの規模だし、車っていらないんじゃないと個人的に思う
本州ではとっくに秋服を着る季節にも島は夏真っ盛りだったから、自転車なら体力勝負かつ汗まみれは必須かも
チャリで一生懸命に坂道を漕ぐ黒人ファミリー4人を横目に原付で軽々と私は走行して追い抜いてしまうのだから、こんなラクな乗り物はないですね
というわけで与論島まわるなら原付きバイクでいいじゃない、と思います
百合が浜
幻の砂浜と言われる与論島の一大スポット、春から夏にかけて干潮時だけ海面から真っ白な砂浜が浮かび上がる絶景の海は格別に綺麗
ウドノスビーチ
まるで天国みたいなブルーの海がどこまでも続いている、波が穏やかでシュノーケリングにも適してるからカラフルな魚も見れてしまう
正直こんな色は入浴剤でしか見たことがなかったからただ驚くばかりだった
サンセットビーチ
サンセットビーチとも呼ばれる兼母海岸はホテル プレシアリゾートの近くから見えるビーチです
雰囲気的に宿泊者にとっての半プライベートビーチっぽい気もしたけど、ビーチの入り口は一般の人向けに開放されていたし大丈夫
夕焼けを見るなら外せないスポットです
与論島に滞在した3日間はずっと島をぐるぐるとまわっていました
どこでバイクを停めても結局、綺麗な海にしか着かないってくらいもう全部が美しい!
宿泊
与論島で一際目立つのがサンセットビーチにも載せたプレシアリゾートで、島のドンかなってくらいに存在感のあるリゾートホテルが建っています
次回は泊まってみたいと思ったほど外観を見る限り立派で大きなホテルだった
その他私がお世話になった民宿や旅館、現代的なゲストハウス、ホステルもあります
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【徳之島】奄美群島の遊び方
前回のつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
私が徳之島で滞在した1年以上の経験をもとにおすすめを載せてみました
過去のリゾバ体験はこちらから・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
今回はリゾバに興味はないけど、徳之島に行ってみたいという人向け
徳之島(とくのしま)
徳之島は鹿児島県大島郡に属し、奄美群島のほぼ中央にある離島のひとつ。固有動植物の宝庫として知られ、動植物の多様性が認められ奄美大島、沖縄島北部および西表島とともに世界自然遺産に登録された。
アクセス
飛行機:鹿児島空港より約1時間/1日4便
奄美大島より約30分/1日2便
那覇空港より約2時間/1日1便(沖永良部島経由のため直行便なし)
フェリー:鹿児島新港から約15時間
奄美大島から約3.5時間
那覇港から約9.5時間
奄美群島のほぼ真ん中にある島といってもフェリーで行くなら那覇だと時間は短め
あらためて見ると鹿児島からのフェリーは半日以上掛かるから、よほど時間に余裕があるか船移動を楽しみたいという人にはおすすめしたいです
暇だけど、窓の外を眺めるのは旅気分を盛り上げてくれるしね
船内には売店や食堂があるので食べ物を無理して持ち込まなくても大丈夫
飛行機の場合は途中までLCCが就航しているし、安く行くこともできます
ただし那覇からの便は直行便がないそうなので、やや不便かも
食文化
南国フルーツ
徳之島で印象に残るのは南国ならではのフルーツです
マンゴーやパッションフルーツ、島バナナと本州では出会う機会が少ない果物がたくさん食べられるのもうれしい
特に私がお気に入りだったのはドラゴンフルーツで、こんなおいしい果物が簡単に手に入ることに驚き、ふだん貴重なものが近くで手に入るってだけで特別感がある
油そうめん
茹でたそうめんを油で炒めた麺料理で、沖縄でいう"そうめんチャンプルー"は徳之島で油そうめんといいます
島にある居酒屋ではあちこちで見かける定番メニューだし、日常や祝いごとにかかわらずテーブルに欠かせない食べ物だと聞きました
油味噌
これも居酒屋や定食屋でよく提供される郷土料理で、豚肉の油を味噌で炒めたもの
塩辛さと甘さが混ざる味なのでおにぎりの具にしたり、野菜炒めに混ぜても美味しい
それにしても南国の食べ物って甘さとかしょっぱさを強調する食べ物が多いのはなんでだろう、汗をかいてミネラルが不足するからかな
たまごおにぎり
見た目も味もシンプルなたまごおにぎりはうす焼きにした玉子をそのまま包んだおにぎり
これも家庭とか島の売店、スーパーの惣菜コーナーで見かける徳之島の郷土料理であっさりした味が食べたくなったとき助かる食べ物です
観光地
金見崎ソテツトンネル
ソテツがアーチ状になったトンネルをくぐれる道で約250mほどかけて歩けるスポット
ソテツとは違うけれど、トトロのめいちゃんが迷いこむときに木々のアーチをくぐり抜けるシーンを思い出す感じ
そこまで低いトンネルじゃないにしても中腰にしながら進むのは楽しい
さらにトンネルの終わりに見えてくるのは海が広がる金見崎展望台へと続いています、これは行くしかない
与名間ビーチ
徳之島では郊外のイメージが強い天城町だけど、空港からは10分で着いてしまう距離なので気軽に立ち寄れる与名間(ヨナマ)ビーチです
1年以上滞在した私としては島の中でもトップクラスに美しいビーチだと思ったし、波もそれほどないので海水浴場にぴったりだったなと
喜念浜
伊仙町にある海水浴場で近くには休憩所や宿泊施設があって利用しやすい
サンゴ礁に囲まれたビーチ沿いでは海に入らなくても砂浜を歩くだけで気持ちがいいです
あるとき私は徳之島町にある海に入っていた時、地元の人から「その海は泳ぐ場所じゃないよ、汚いよ」と言われたことがありました
どこの海も綺麗だし入れるんじゃないの?と思っていたけれど、フェリー乗り場や貨物が行き来する近くは海水浴場になってないからやめたほうがいいと言われました
海ならどこでも入れると思っていた自分が恥ずかしいですが、しっかり確認してから海には行ったほうがいいですね
そう、この喜念浜では地元の人もよく利用する場所なんですね
徳之島っぽさ満載の牛を散歩させる光景はよく見たし、日差しが傾く夕方に見れることが多いのでおすすめ
闘牛
徳之島といえば闘牛、というくらい多くの人が熱狂する大会
世代に関係なく若者も年配も牛主がかける情熱は半端じゃなく、手塩にかけた牛を大変可愛がり自分の牛こそがナンバーワンだと自負しているよう
私が行った闘牛場は伊藤観光ドームというところで男性客だけでなく子どもや若いカップルも来ていることにびっくり、やっぱり闘牛って島の一大イベントなんだと実感しました
エコツアー
山のエコツアーでは徳之島・奄美の固有種である希少動物について学びながら自然と触れ合うことができます
国の特別天然記念物に指定されているアマミノクロウサギは島の人にとって大事に守られている野生動物、見た目は真っ黒で夜には黒い影が動いてるなくらいに思っていたけれど絶滅危惧種にもなるくらい生態が脅かされているそう
「野良猫がクロウサギを食べてしまうこともあるから注意しないと」と島の人が話してくれました
その他、徳之島のみ分布するトクノシマトゲネズミや奄美諸島と沖縄諸島に生息するハブなど遭遇するのは避けたい生物も中にはいます
宿泊
フェリー乗り場の近くや徳之島の中心・亀津市街にはホテルを中心に民宿やゲストハウスがあります
郊外のビーチ沿いに建つ宿でのんびり過ごしてもいいし、市街を拠点にレンタカーで島を周るのもおすすめ、意外と徳之島って広いです
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【沖永良部島】奄美群島の遊び方
以前、私が旅資金を貯めるために利用していたリゾバ.com のあとにも奄美群島で約3年間過ごしました
沖永良部島を皮切りに徳之島、奄美大島の順に滞在したので、短期旅行よりも少しくらいは現地の様子を知ってるはず、というわけで今回は沖永良部島の遊び方をお伝えします
過去のリゾバ体験はこちらから・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
今回はリゾバに興味はないけど、沖永良部島に行ってみたいという人向け
沖永良部島(おきのえらぶじま)
沖永良部島は鹿児島県の奄美群島に位置する島で、九州本島から552km、沖縄本島から約60kmに位置する。温暖な気候で年間平均気温は22.6度、奄美群島の中では冬の気温が比較的温暖で沖縄本島とほぼ同じである。
アクセス
飛行機:鹿児島空港より約1時間10分/1日3便
那覇空港より約1時間/1日1便
フェリー:鹿児島新港から約18時間/1日1便
那覇港から約7時間/1日1便
基本的には飛行機かフェリーのいずれかで島に着くのがメジャーで、私は沖永良部の滞在中はどちらも利用しました
個人的にはのんびり移動が好きなので、鹿児島新港から18時間の船旅も苦じゃなかったです
海の上は電波が不安定でネットが途切れることもあったし暇といえば暇かな
そういう時間も楽しめるのであれば、そしてじんわりくる船の傾きや揺れが気にならない人にはおすすめ、日中に見れる広大で深い青色の海は恐ろしくも美しい景色です
時間節約派は当然飛行機で、なんてことはなくあっという間に着いてしまいます
しかも船でも飛行機でも運賃に大きな違いはないので、ちゃちゃっと現地に着きたいなら飛行機です
あとはセスナ機も運航されているので、手っ取り早さを求めるなら候補としてアリですね
友人が一人でセスナ機に乗って那覇まで向かった時は小型の飛行機だからこそ?機体のバランスを保つため体重チェックをしたのちに座席が決まったそう
食文化
海鮮
海に囲まれている沖永良部島の海鮮といえば、サザエ類でコリコリした夜光貝は刺身やバター焼きにして食べるのが定番
その他イソマグロや南国らしいカラフルな魚も刺身として食べるけれど、日本海でとれる海鮮とは全然違うなという印象
ヤギ汁
沖縄と食文化が似ていることもあってヤギ汁も食べられるんですが、家庭や居酒屋でも作られています
味付けは主に塩か味噌か2種みたいですが、初めてのヤギ汁体験はとんでもなかった
なにこの獣臭!こんなくさいの食べれるわけないよ〜と肉のにおいよりも獣エキスがたっぷり溶け込んだ汁を飲むことの方がさらにキツかった
島の人が言うには「飲んだあとにヤギ汁を飲むとすっきりするんだ。シメにもいいよ。」と言っていたけれど、そんなわけないと思った
でも2度目の体験をした居酒屋では初回の衝撃はさほどなくて意外と食べられてしまった
これは耐性ができたのか塩か味噌かの調理法の違いかは分からない・・・
じゃがいも
沖永良部で作られるのは"春のささやき"という品種
じゃがいもなんてどこでも生産してるじゃん?と思ってたんですが、全国のどこより早く新じゃがの収穫が行われるそう
キャンペーンなのか4月頃になると島のあちこちの飲食店では春のささやきを使用したじゃがいもメニューが各店舗で打ち出されていてなかなかおもしろい
サトウキビ
南国っぽさ満載のサトウキビは島のあちこちで見かけます
サトウキビを使ったもので有名なのは黒糖焼酎で島の焼酎といえば断然黒糖焼酎です
泡盛が定番の沖縄とはここで違いが出てきたな、って感じがしますね
どこでもあるものだから、島の男の人がサトウキビをそのまま持ってきてかじりだした時は驚いたんですが、「ほら、食べてみなよ」と渡された時はさらに驚きました
観光地
ワンジョビーチ
和泊町にある美しい海が広がる海水浴場、いつ行っても人がいないくらい静かでプライベート気分が楽しめるスポット
沖永良部滞在中は寮からいちばん近い海だったこともあって”ワンジョビ”と勝手に呼んで親しんだビーチです
高い波がないし浅瀬がずっと続いてるから深い海が苦手な人でも平気そう
屋子母(やこも)ビーチ
知名町にある美しいビーチで、どこも綺麗な沖永良部の海でもトップクラスくらい
夏限定で流しそうめんが食べられるのが名物だし、屋根のある高台から日焼けを気にせず海を眺められるしおすすめ
フーチャ
ダイナミックに波が打ち付けるフーチャは潮吹き洞窟とも呼ばれる場所
フーチャの崖近くまで歩く道にもわくわく感があって楽しい
潮風に吹かれるのも気持ちがいいし浅瀬のビーチとは違った深いブルーの海が見れるのが爽快です
ビーチロック
静かな島の海でも一層ひっそりした雰囲気のビーチロックはサーフスポットとして人気
砂浜もあるけれど石灰質のゴツゴツした岩だらけなのでビーサンは必須、波の音を聞きに行くなら絶好の場所かな
笠石海浜公園
ふだんは海沿いにある大きな広場って印象だけどここのおすすめは、えらぶゆりと呼ばれるテッポウユリが満開に咲く春ごろ
島の象徴とも言えるほど100年以上にわたって島民たちが大切に育てているそう
四季を感じにくい南国では桜よりもえらぶゆりの開花の方が春が来たって感じがするのかな
宿泊
小さな島の沖永良部にもホテル、民宿、ホステルなど宿泊施設はちゃんとあるので大丈夫
周辺を歩いているとビジホや民宿が目立つ気がするけど立派で大型のフローラルホテルが建っているし、離れの古民家やペンションもあるみたいので探してみるといいかも
以前ではお世辞にも綺麗とはいえない建物が多かったけど最近ではおしゃれな宿も出てきています
【オーストラリア】Rainbow Serpent Festivalと寄り道の旅②
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
レインボーサーペントフェスティバルを含む車中泊でのロードトリップが無事に終わってメルボルンの都市に戻ってきました
パーティー中では1週間拭くだけシートでやり過ごしていたので、久しぶりのシャワーです
別の友人からは汚いと言われましたが、そういう環境にいなかったのだから仕方ないですよね
ゴールドコーストはクイーンズランド州にある都市であり、オーストラリア最大の観光保養地として世界的に有名。サーフィンのできる砂浜、内陸にある世界遺産にも登録されている国立公園、その他多数のテーマパークが建てられている。
メルボルン▶︎ゴールドコーストまでは国内線を使っての移動です
パーティーに向けて揃えたミネラルウォーターが余ったので、バックパックに詰めれるだけ詰めていくと荷物の重量オーバーになって泣く泣く数本を置いていく羽目に・・・
さて、一瞬かの勢いで到着したゴールドコーストの空港ではさっそく軽めのカルチャーショックに遭いました
空港内にある標識には英語はもちろん中国語もまぁ理解できるのだけど、なんとそこには日本語での表記も同時にあったのです
それほどここには日本人が来るっていう証拠で、ワーホリとか旅行先で人気なのは知っていたけれどここまでメジャーだと思ってなかったのでびっくり
そういったことも含めてゴールドコースト、オーストラリア自体が初めての海外に向いてそうだなと思った
今まではバックパッカーの初心者が行きやすい国ってタイなんじゃないかと思っていたけれど、オーストラリアもなかなか易しいんだと実感
人が穏やかで優しいし治安もいいし、私が初めてだったとしても抵抗なく入国できただろうなと想像しました
その抵抗がない分、オーストラリアつまんないって言う人の意見もよく分かる
価値観をひっくり返すような場所に先に行ってしまったら、もの足りない気持ちも同時に分かる気がします
そんなゴールドコーストの見どころのひとつ、サーファーズパラダイスのビーチまで行ってみると、さっそく微妙な気持ちになった
その景観はまるで「つくったから、来てよ」と街が言っているような、観光地として開花させたかったので街づくりを頑張りました、とアピールされているかのようだった
私にとっては不自然に映ったビーチだったのでうっとりするような時間は過ごせなかったけれど、民泊先のオーナーの男性が上半身裸で水撒きしている姿や車のナンバーに"サンシャイン コースト"と書かれているのを見てると、温暖な気候での暮らしが羨ましくなりました
やっぱり太陽に恵まれた土地はそれだけでいいのかも、と思ったりする
ブリスベンはクイーンズランド州南東部に位置する州都。シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市である。また、ブリスベンには多くの歴史的、近代的建造物が建築されている。
ゴールドコースト▶︎ブリスベンまでは長距離バスのグレイハウンドを使って行きました
ターミナルが目的地に近づくにつれて高層ビルが建ち並ぶ景色が見えたので、ここも期待できそうにないかな、と思いながらバックパックを背負って宿まで向かいました
さっそくブリスベンの中心部まで歩いている途中では、確かに高層ビルに囲まれた都会であることは変わらないけど、不思議と嫌じゃないこの感じ
斜傾のある道を下ったりしていると吹き抜ける風が気持ちよかったり、自然と都市が調和している気がして街歩きが心地よかった
もしこういう街で暮らしていたらと想像すると、思わずランニングとかを日課にして外の風を浴びることが楽しくなりそうです
これはヨーロッパの旅で学んだことですが、バックパッカー目線で見て刺激がないとか物足りないと感じたら、そこに住んだと仮定して街歩きをしてみるとおもしろいと気付いた
そういうふうに工夫をすると、どこに行っても大体の旅はそれなりに充実します
というわけでブリスベン、私はなかなか気に入った街です
バイロンベイ
バイロンベイはニューサウスウェールズ州北東部の町。同国本土最東端に位置する。バイロン岬からタスマン海を一望できる。サーフィンが盛んで海洋保養地としても有名。
バイロンベイ
オーストラリアに行くならここは行ってみたかった、バイロンベイ
大したことは知らなかったですが綺麗なビーチとチルできるスポットという漠然とした印象だけを持って訪れてみました
バスが街の中心部らしき場所までストップすると思った通り、低い建物だけが並ぶ素朴な町でだったので、休暇らしくのんびり過ごせそう
相変わらず日差しが強い日が続いていたけれど、ここではまとわりつくような暑さを感じていなかったし日陰に入ればとても過ごしやすかった
こんな美しい田舎に3ヶ月とか半年くらい過ごせたら気持ちよさそうだ
しかもこのバイロンベイ、小さな町なのに売ってる製品の質がよくて素敵な店がいくつも並んでいるのが魅力的だった、ブリスベンでもそう思ったけどセンスがいいんだね
そんなゆるりと過ごすバイロンベイから日帰りでニンビンという村まで行くことにしました
ニンビン
ニンビンはバイロンベイから70km離れた村である。ニンビンはサステナブルや自給自足を行う環境と大麻のカウンターカルチャーとして知られた村。オーストラリアの主要なメディアでは国内のドラッグの中心部であると言われることもある。
ニンビン
この時点ではもうレンタカーを利用していなかったので、バイロンベイ▶︎ニンビンまではツアーバスを前日に予約して向かいました
専用のミニバスではヒッピー色溢れるカラフルなペイントが施してあったり、車内も同じくかなり凝っている
壊れた車内の電子時計にはペンで"WHO CARE'S"との文字が
どうでもいいよ、誰が気にするんだよ、といった意味で、細かいディテールまで愉快にさせてくれるし、車内では大音量のレゲエが流れ、地元紙が発行しているらしい、大麻新聞まで置いてありました
そんなパーティー風のツアーバスなので参加者は私たちを含む欧米人たちも若者ばかり
みんなきっと他の土地では体験できないことをしたかったに違いない
ニンビンへと向かう道では途中、ウォーキングコースや川沿いを歩くといった小さなアクティビティがあり、ランチタイムにはゴルフ場のバーベキューコーナーでハンバーガーを食べさせられるといったことをしました
そんな寄り道を終えて到着したニンビンの村、周囲はペイントだらけの建物が並んで、賑やかだけれど人通りは少ないといった雰囲気
なんでもこの村はかつて産業が乏しく地域として衰退する一方だったけれど、大麻で一躍有名になったのだとか
不名誉と捉えるかは人それぞれだけど、地域活性化として資源になるものがあるなら活かそうよ、と発展させたのだから立派だと思います
そうじゃなかったらこんな田舎の村、私は知ることはなかっただろうから