【インド】はじめてのひとり旅はどんな展開?②
前回からの続き・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
ブッダガヤで自分のペースをつかめてきた私
海辺に行きたいと思い立ち、次に向かったのはプリーです
プリー
インドのオリッサ州の都市であり、ベンガル湾を臨む町である。
プリー
旅に出たなら海も見たい、と思い600kmほどかけて列車で移動しました
長距離列車が目的地に着く前、人がどっと降りてしばらくしたあと、私だけが乗った車両に乗務員が向かいの席に座ってきたんです
私の持ってるショールを貸してとジェスチャーしてきたので、寒いのかなと思っていると急に自慰しだしました
インドってとんでもないところですね、すぐに席を移動したのち無事プリーに着きました
どこが中心部かは分からなかったけどビーチの近くで安い宿に連れていって、と言ったさきサイクルリクシャーのおじいさんが案内してくれた宿に決めました
帰り際「チャイ代、ください」と運賃のプラスαをねだられ、可愛かったのでOK
お目当てのビーチは想像していたよりも大して綺麗ではなかったけど、海に沈んでいく夕日は綺麗だった
ある日、宿のベッドでチョコパイを食べていたら途中で寝てしまったんですよね
腕のあたりがかゆくて目が覚めたら大量のアリが私の体をのぼっていました
そんなプチトラブルが起きるくらい、ゆるい滞在で気分転換になりました
バラナシ
ガンジス川沿いに位置しヒンドゥー教の一大聖地として、インド国内外から多くの信者、巡礼者、観光客を集めるインド最大の宗教都市である。
また古くは「カーシー国」とも称され、ヒンドゥー教、仏教の聖地として重要な都市。
バラナシ
一度、ブッダガヤに戻り短期滞在したあと、バラナシにやってきました
本でも読んだことがあり、私としては立ち寄ってみたかった地域
ここでも宿を決めておらず、川の近くで適当に見つけたYOGI LODGE(ヨギ・ロッジ)にチェックイン
どうやらロンリープラネットに載っている宿でふだんは欧米人が多く泊まりにくるから、「久しぶりに日本人が泊まりに来てくれてうれしい」と宿の人に言われました
ガートと呼ばれるガンジス川河岸に行くと沐浴してる人、ボート漕ぎをしてる人、シャワー代わりに利用しているインド人が次々と目に飛び込んできた
めちゃくちゃ濁った水だけど聖なる河、すべてを飲み込むガンジス・・・らしい
バラナシの近くで最期を迎えることはインド人にとってささやかな夢、輪廻から開放されることと考えられている
火葬場では絶えず薪が燃え続けており、その遺灰はガンジス川へと流されていく
日常の中に生と死が自然に共存する町なんてバラナシくらいなんじゃないだろうか
火葬で燃やされてる最期ですらヒエラルキーは存在し、金持ちは薪代が多く払えるからよく燃やせるし、貧乏人は薪代が十分に準備できないから燃焼するのが遅い、と近くにいたインド人が言っていた
なので薪代をせびられた
渡しても関係ないその人の小遣いになるだけなので渡さなかったけど
火葬場から風に乗って漂う煙の匂いは、日本でも馴染みのあるものだった
不謹慎だけど、焼肉屋で嗅ぐ肉の甘い香りとそっくりだった
肉体が燃えるって違う動物でも似たような匂いがするんだなぁ
ある日は日の出前から河に向かいボートに乗ったり、いつも日没後に行われるプジャというヒンドゥー教の礼拝儀式を見に行ったり、多くの時間をガートで過ごしました
早朝、ガンジス対岸がぼんやりと見えるのが幻想的だった
夜のプジャの音色と火の光が揺らめいていて神秘的だった
バラナシの迷路になりそうなストリートは町中アンモニア臭だらけ、
狂犬病感染はインドでもワーストクラスとも噂される野良犬に怯えて宿まで帰ったこともあります
ある時、よく行く店で仲良くなった8歳くらいの男の子に声を掛けられたんですよ
人混みまみれの中、小さな体を乗り出して「アンティー!」って大きな声で私を呼んだんです※年上の女性の呼び名
なんかよく分からないけど、一瞬で「あぁ、私はこのままでいいんだ」って全面的に自分の存在を肯定できたんですよね
ここにいていい、私は私のままでいい、ってその声とその時の映像込みで今でも思い出します
インドは感覚的なことをいろいろとくれますね
バラナシは本当に臭いけど
ハチャメチャ系の旅をしてる旅人OL たかのてるこさんの本
ロンプラは今じゃ日本語版も定番になりましたね