【イタリア】ミラノ・ローマ・ボローニャを旅する -寄り道モロッコ- ①
はじめてのヨーロッパです
きっかけは長野のリゾバ先で知り合った女性に会いに行くため
彼女は現地で皮製品のバイヤーの仕事をしていて、パートナーもイタリア人なので生活の拠点がイタリアなんですね
そういうわけで無理やりきっかけを作ったように初めてヨーロッパに飛んでみたわけです
リゾートバイトで貯金を作るという手段を得たこと、インドを5ヵ月放浪したことでどこへでも行けるような気持ちでいました
知人女性と合流するのはイタリアの最後の地、ボローニャでと約束し、今回はサッと航空券を購入し、ふらっと現地へ向かうことに
基本情報
国:イタリア
ルート:⑴ミラノ▶︎⑵ローマ▶︎⑶ボローニャ
期間:2週間
イタリア
イタリアは古代ヨーロッパにおける古代文化の発祥地として知られ、同時に世界的な文化大国の一国に数えられている。文化・学問・宗教で歴史的に影響力を発揮しており、バチカン市国を首都ローマの領域内に事実上保護している。
ミラノ
イタリア北部にある都市で、イタリアを代表する世界都市のひとつ。ミラノ・コレクションなどで知られるように古くから服飾・繊維産業などファッション関連の産業が盛んな土地柄であり、「ファッションの都」と称される。
ミラノ
ミラノに到着するのは夜だったので空港泊するつもりでした
日本から同じ機内に乗り合わせた人や空港内にいた人たちは目的地があるため手荷物を受け取った人から徐々に減っていき、あっという間に人の波が消えていきました
ほとんどの人は家族や同伴者がいたし、ひとり取り残された気分の私は急に不安に・・・
19歳の頃、1人で到着したインドの空港での記憶がよみがえりました
「まわり外国人ばっかりじゃん」「いや、私が外国人なのか」「荷物受け取ったら次どうするんだっけ」と
フラッシュバックです
夜が明けるまでの辛抱だしどこか寝れる場所を探さないと思い空港内をウロウロ、たまたま腰を下ろした隣にイスラエル人の女の子2人がいたので、ホッとしました
イタリアでショッピングを満喫したのかベネトンの買い物袋とかがすごいことになってました
翌朝目を覚ますと2人はまだ寝ていたので置き手紙を残し、いざ外の世界へ
といっても目的地はないし、宿の予約もしていないし、とりあえず目星を付けておいた宿の中心部まで市内バスで行くことにしました
と、ここで重大なミス!!
ヨーロッパ旅に慣れている人にとって当たり前かもしれませんが、タイとインドの放浪しかしたことのない私にとっては宿を予約していない、つまり「着いてから探せばよくない?」という思考のままでいたんですね
これはまずいので絶対やっちゃいけないやつ
多くの人が知ってると思うけれど、ヨーロッパの宿で飛び込みは危険!!
必ずホテルは予約していきましょう
1ヶ所目は満室だと断られ2ヶ所目は高くて断念、3ヶ所目でようやくシングルルームを確保しました
ヨーロッパってこんな感じなのね、国が変われば旅の仕方も変わるのかもしれない
せっかく観光都市にきたので、気を取り直して観光に出かけます
中心エリアであるドゥオーモ広場、ミラノ大聖堂、アーケードの名称・ガッレリアなど華やかで文化的な街並みや建築を堪能
名所だけでなく何でもない街角ですら素敵に映るからまぁ不思議
ローマ
イタリアの首都で政治、経済、文化、宗教の中心地である。かつてのローマ帝国の首都であったため西洋文化圏を代表する都市のひとつであり、カトリック教会の中枢であり、そしてまたその美しさから「永遠の都」と称される。
ローマ
北のミラノから首都ローマへと列車で移動しました
ローマ・テルミニ駅に着くと、都会特有の慌ただしい光景が広がっていたけど、そこはさすがイタリア
すれ違う人たちがかっこよくて、ある年配の女性は真っ赤な口紅にハイヒールを履いて足速に歩きながらタバコを壁に押しつぶすといった感じ
イタリアすごいな〜、ローマがすごいのかイタリアのまるごとすごいのかこっちとしてはどちらでもいいんだけどね
これをイタリア人に言ったら「ローマの人にフィレンツェのことを褒めてもダメだよ」と言われました
つまりその土地によってそれぞれの郷土愛を持っているから、他の都市のことを褒められても「それがなんだ」と思うらしい
日本の場合はひとくくりにすることが多いから、自分とゆかりのない土地を褒められてもそれなりにうれしいと思うんだけどな、たぶん
さっそく宿に荷物を置いて観光に出かけました
イタリア情報はさほど知らない私でも、ローマは見どころだらけと分かっていたのでまずは行きたい場所を優先して行くことに
コロッセオ、トレヴィの泉、バチカン、ナヴォーナ広場、他にもいろいろ行きました
どれもこれも圧巻で街歩きがほんとうに楽しかった
あとはATACというバス・地下鉄・トラムが乗り放題の乗車券を購入したので、適当な駅で降りてみてふらふらと歩くのも面白かった
万が一迷っても降りた駅名と宿泊先の住所さえメモしておけば何とか戻れるし
そんなわけでミラノ・ローマを旅したのち、ようやく知人との合流の街、北へと少し戻ります
ボローニャはイタリア国内の非常に重要な鉄道・自動車道のハブである。およそ40万人の人口を抱え、都市圏にはおよそ100万人が暮らす。また、11世紀創立の有名なボローニャ大学には10万人を超える学生がいる。
約束した時刻に列車が到着すると、無事知人が待っていてくれました
宿泊先は知人がパートナーといっしょに暮らす部屋で寝かせてもらうことに
滞在中はレストランで食事したり彼女の仕事である服飾のマーケットに行ったり、気ままに過ごしました
自宅での夕食はコースのように一皿ずつ料理を出してくれてワインとともに楽しむもの
毎日こんな優雅なディナータイムを過ごしてるんだろうか
さて、知人に会いに行くという目的を達成した次はどうしよう、となりました
日本-イタリア間で1ヶ月の往復航空券を持っていたから、まだ2週間自由時間があったのです
イタリアはもう満足だったし他のヨーロッパ圏もそんなにそそられなかったので、北アフリカ・モロッコに飛んでしまうことに
帰りはまたイタリアに戻ってきてそこから帰国することにしました