【新疆ウイグル自治区】ユーラシアの内陸で味わう開放感⑦
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
再・喀什(カシュガル)
そろそろノービザでの期限が切れるのを見計らってカシュガルに戻ってきました
南旅館で知り合った人はみんな口を揃えて「カシュガルでのビザ更新は確実にできる!」ってこと
中国ではビザなしで滞在し、地域によって短期ビザの取得ができるところ、できないところがありますが実際のところは不明
で、やっぱり本当にノービザからのビザって取得できるのかと不安だったけど、できる前提で次のトルファン行きの列車チケットを購入してたんですね
トルファンからその後のルートなんかもちゃっかりイメトレしてたんだけどな
祈る気持ちでいざ公安に行きますよね、で職員が険しい顔してパスポートを見てますよね
で、「上司に確認してみます」と言われていや〜な予感
で、ウィグル人の上司が出てきてこのセリフ「ゴメンナサイ」(ここだけ日本語
え?え、どういうこと・・・「ここではビザなしの状態から新規でのビザ更新はできません。ウルムチに行って手続きをしてください。今から行ってください」
いや、待って、すぐってここから1500km離れてる場所に今から行くの?
時刻は11時20分、まだ12時のチェックアウト間に合うわ
ウルムチに行けば絶対ビザもらえるんですよね?絶対?としつこく聞いておきました
こんな思いして万が一「ここではできません」なんて言われたらもうけっこうダメージ大きいですよ
中国で不法滞在すると高額な罰金があるし、中国強制追放とかされたら困るよ
そんなの無理、とかマイナスなことばっかりが頭をめぐっていきます
公安からユースまでダッシュで戻り、パッキングは史上初の15分で済ませた
落ち着いて、Wi-Fiがある今のうちにユースの住所も調べておかないと、着いたとき出来るだけ安心できる部屋を確保したいからね
こんな危機はじめてだわ、不法滞在になるのは避けたい、と思いながら列車の駅まで向かいます
列車の当日券なんてあるわけないよね、なんてたってウィグル1の大都市に行かなきゃいけないんだから
実際に窓口では「今日のウルムチ行きは席の空きはありません」と案の定言われて絶望的に・・・
でも奇跡は起きた、ダフ屋のおじさんが声をかけてきたおかげでウルムチ行きの券ゲット!
ついでに持っていたトルファン行きの券を払い戻しておつりも返ってきたしラッキー、これでなんとか間に合いそうです
烏魯木斉(ウルムチ)
烏魯木斉(ウルムチ)は新疆ウイグル自治区に位置する地級市、自治区首府。自治区人民政府が設置される中国西北部最大の都市である。言語・経済・政治の面などにおいて北京や上海よりもタジキスタンやウズベキスタンのような中央アジアとの結びつきが強い。
烏魯木斉(ウルムチ)
中国の旅で初めて乗る列車がこんなにドタバタ移動になるとは
もっと優雅にのんびりと長距離列車に乗るものだと思っていたんですけどね
ウルムチに着いた、とか喜びに浸るヒマもなく市内バスに乗ってる時間なんてないのですぐさまタクシーをつかまえて宿まで向かいました
ウルムチのユースホステル、白樺林のスタッフは親切に公安局の住所を教えてくれて、宿泊者の欧米人の女の子も混ざって公安の発音を中国式で教えてくれました
とりあえず走って日中までに間に合い、もうあらゆる不安から開放された瞬間だった・・・
ノービザからの申請は15日間延長のマイナス3日待ちで12日間の延長になりました
短いけどとりあえず12日間は滞在が延ばせたからいいとしましょう
ウルムチには最初行く予定はなかったのに、こうしてここにいるのが不思議だな
だって漢族が9割の街だと聞いていたからスルーしようと思っていたのにね
その通りで周囲には高層ビルが立ち並ぶただの都会でウィグル色なんてものは見当たらない
国際大バザールまで出かけてみるとまさにウィグルの縮図といった感じで、ごく一部のエリアにウィグル人が追いやられてるように見えた
もともとウィグルの地域なのにね、今や中国人が移住していたっていうよりもウィグル人が入り込んできたみたいに見えてしまう
そういった意味ではまだ庫車や和田のほうがのびのびと生活しているみたいだなぁ
濃かった2週間のウィグルもこれでおしまい
時間の短縮と移動費もそんなに変わらなかったので飛行機でウルムチ▶︎昆明に行くつもり、もうなんていうか中国大きすぎ