【グアテマラ】ラテンパワーの虜に・・・④
前回からのつづき・・・
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ティカル
ティカルはグアテマラのペテン低地にあった古典期マヤの大都市である。マヤ文明の政治、経済中心都市として紀元4世紀から9世紀ごろにかけて繁栄を極めた。ティカルの遺跡は1979年に世界遺産の複合遺産に登録された。
ティカル
ティカル遺跡には個人でも行けるけれど、朝日を望む日の出前からの入場はツアー以外では認められていないそう
私は個人で行こうとしていたけどせっかくなら早い時間から向かいと思っていたので、フローレスにある旅行代理店で申し込みを済ませておいた
ピックアップバスが深夜の3時に来てくれてド深夜にバスは出発、参加者の欧米人たちも全員眠そう、まだまだ夜だもんね
闇夜を走るバスは1時間と少しばかりかけてまだ暗いうちにティカル遺跡へと到着しました
真っ暗闇の道をひとりずつ懐中電灯を持って遺跡のなかにずんずん入っていくなんて滅多に体験できないこと、誰の顔も見えてないし道中誰かが行方不明になってもたぶん気付かれないだろう
さていよいよティカルに到着するとガイドさんから「今日は天気が悪いので朝日は見えないかもしれない。しばらくしたら雨も降るだろうけど、止むまで少し待ってみましょう」とのこと
このままどうなるか誰にも分からないけど階段を登った先にある4号神殿と呼ばれるざらついた遺跡の上で私たちはじっと待機していました
しばらく待っても回復しない場合は4号神殿から降ることが決まっていたけれど、「みなさん今日はツイています。そろそろ天候が回復するから移動せずここにいましょう」と再びガイドさんの案内があった
そしてその時が来た・・・空が少しずつ明るくなり太陽が姿をみせると同時にぼんやりと浮かび上がってくる神殿、ジャングルの中から堂々と神殿がそびえ立っているのが見える
神秘的な光景が広がっていくとともに朝を迎えたティカルではあちこちから鳥の鳴き声、動物の声がジャングルの中で鳴り響いている
生命の目覚めともいえるような、まるで消えた世界に新しい命が吹き込まれるような数分間だった・・・
そう、こんなぞくぞくするような感覚を待ってました
これだけでもう100%来てよかったと思えますが、まだティカル散策は終わっていません
巨大な熱帯雨林に包まれた神殿をひとつずつ歩いて見て周って数時間・・・もうタイムスリップ感がすごい、ティカルは偉大、ティカルには偉大なパワーがあった
リビングストン
リビングストンはグアテマラ、イサバル県の都市。ホンジュラス湾の中にあるアマティケ湾に臨む。ガリフナ文化で知られ、グアテマラの他の地域と大きく異なる。
リビングストン
ティカル遺跡の拠点地だったフローレスから経由先のリオドゥルセまで来ました
リオドゥルセからはスピードボートを使ってジャングルに囲まれた河川を1時間ほどかけてリビングストンに到着、乗客はほとんどいない中のボートは揺れまくっていましたが、涼しくて爽快でした
ボートが波止場に停まると「Welcome to Africa!」と地元民が歓迎してくれている様子、ここはグアテマラ唯一の黒人住居区と聞いていたので立ち寄ってみたのです
大勢の黒人に囲まれたことがない私はひとり圧倒されつつ、客引きにバックパックを預けて宿まで案内してもらうことに
軽々と私のバックパックを背負ってくれましたが、彼はキマっています
ブラックアフリカに行ったことがない私にとって初めて黒人コミュニティへの参加がここグアテマラなわけだけど、こないだまで聞いたこともなかった場所に来るなんて旅は不思議の連続なのだな〜
リビングストンの街を歩いてみるとその多くはアフリカ系がルーツであるガリフナ族が多い様子であとは少数のグアテマラ人、欧米人の旅行者をちらほらと見かけたくらい
街自体は大きくないし、騒がしくないのでゆっくりできそう
なにより気候が思いっきり快晴で過ごしていて気持ちよかったです
ガリフナ族の郷土料理を食べたり、海を眺めたりのんびりした滞在になりました