【エルサルバドル】ラテンパワーの虜に・・・⑥
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
ホンジュラス・コパン ルイナスを出発して一度グアテマラで途中乗り換えをし、22カ国目のエルサルバドルへにやってきました
この日は3回ローカルバスを乗り継いで移動したのですが、道中うっかりうたた寝・・・盗難を防ぐために移動中の車内では寝ないと決めていたけれど、あっマズい!と反射的に目を覚ますと周りの乗客も全員うたた寝していました
そんなわけで平和な移動時間、ホンジュラスと同じく治安はどうなんだってな感じの疑問を抱えてまたバスに乗り込みます
基本情報
国:エルサルバドル
ルート:⑴サンタアナ▶︎⑵エルソンテ▶︎⑶リベルタード▶︎⑷サンミゲル
期間:10日間
時期:2月
エルサルバドルは中央アメリカ中部に位置するラテンアメリカの共和制国家である。中央アメリカ5カ国のうち唯一、太平洋のみに面し、カリブ海と面さない国家である。首都はサンサルバドル。
サンタアナ
サンタアナはエルサルバドル北西部のサンタ・アナ県の県都。人口は22万人で国内第3位の都市である。7月17日から26日までの「7月の祝祭」期間には、県の守護聖人サンタ・アナをたたえて祭りが行われる。
サンタアナ
ホンジュラスを出発してエルサルバドル側にイミグレに到着、まわりの視線がやけに冷ややかに感じたなぁ
少し歩いたところに”サンタ・アナ”とボードに書かれたバスを見つけたので、乗ってみた
私はてっきり終点がサンタアナだと思っていました
着くはずの時間になっても全然到着する気配がなくて、途中からなんとなく気づき始めたころにはもう遅い、予感どおりサンタアナはとっくに通過していた
そしてバスは終点である首都サンサルバドルのバスターミナルに到着しました
入国して早々なんというミス、もう夕方だし暗い時間に街を引き返すのも嫌だしな、今日はサンサルバドルに泊まって移動は明日にしようかな、としばらくターミナルで立っていました
すると近くにいたタクシーの運転手が「まだサンタ・アナ行きのバス出てるよ」と助言
よし、乗ろう、サンタアナまでやっぱり戻ろう、とこのままバスを待つことに
その後すぐにバスが来て無事に乗車、今度こそ寝ないように注意です
サンタアナにバスが着いた頃にはすっかり外は暗くなっていてけっこう恐怖、今から歩いて宿に向かうなんてきついなと思ったので、タクシーってターミナルで待機してない?とバスで同乗していた地元の少年に聞いてみた
「バスターミナルで待っててもタクシーはいないから呼んであげる」とスマホを取り出し手配をしてくれたのです
しかもその少年は呼んだタクシーが到着するまで一緒にそこで待ってくれるという優しいお方・・・彼がいなければ私はどうなっていたことだろう
まさに捨てる神あれば拾う神ありである、本当に助かりました
さて、思いがけずサンタアナでの到着が大幅に遅れ目的の宿だったCasa Verdeまでもうすぐ
ここはコパン ルイナスで出会ったイギリス人からすすめられた宿でもあります
「エルサルバドルに行ったらサンタ・アナにあるカサ ベルデはぜったい泊まったほうがいいよ〜!10ドルでプール付いてるしオーナーのカルロスが最高だよ」とイギリス人3人が絶賛するほど
こんな遅くに入ってきてすいません、ってな感じで入るとオーナーのカルロスが迎え入れてくれました
「晩ごはん食べた?」と言って私が食べてないと伝えると、荷物を置いてさっそく近くの屋台まで連れていってくれることに
この時間1人で出歩くと危ないから、と食べ終わるまで待っていてくれました
宿の中庭には大きなプール、日差しがたっぷり入るバルコニー、2段ベッドじゃないドミなどけっこう広くていい感じ、キッチンも大きくて全部清潔だしね
エルサルバドルは何もないところだと思っていたけど、意外にも湖や火山のトレッキング、サーフィンなどのアクティビティが数多くある国ということが判明
カサベルデで知り合った欧米人たちと火山があるサンタアナ山(サンタアナ ボルケーノ)までハイキングに行きました
道中はけっこうダイナミックな風景が広がっているけど道は安全だし、アメリカ人の年配女性も楽しんでいたくらいだから難易度は低めなはず
入浴剤のような緑色の頂上付近まで行くと、ゆで卵ボイルしてる?ってくらい硫黄の匂いがモクモクと漂っていました
気候も天候もベストで植物を観察したり、散歩気分でのサンタアナ山のハイキングは楽しかったです
あるときはカルロスが「日曜日にみんなで湖にクルージングしに行こう」と誘ってくれました
カルロスの友人が船をもっているから出してくれるとのこと
カサ ベルデの滞在客13人くらいとカルロスの友人3人とでコアテペケ湖というところまで行きました
ここも火山でできた湖と言っていたな、エルサルバドルには火山が多いのかもしれないね
そしてこのコアテペケ湖はメキシコの芸能人や国内セレブの別荘地として人気の湖らしかった
涼しいし静かだし泳ぐこともできるから別荘の土地にいかにも向いていそうだ
こんなにアクティブで自然豊かな街だったとは、サンタアナ
バス停までカルロスが見送りにきてくれた、宿が素敵だとその街はさらに素敵に思えるもの
あっという間に5日間は過ぎて、カサ ベルデともお別れです