前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
エルサルバドル最後の街・サンミゲルから23カ国目、ニカラグアに入国です
旅もそろそろ終わりに近づいてきました
基本情報
国:ニカラグア
ルート:⑴レオン▶︎⑵グラナダ▶︎⑶オメテペ島
期間:10日間
時期:3月
ニカラグアは中央アメリカ中部に位置する国である。首都はマナグア。ニカラグアは狭義の中央アメリカで最も面積が広い国である。文化は基本的にインディヘナの文化とスペインの文化の融合によって成立しているが、カリブ海側ミスキート族など、英語を話すアフリカ系の人々の文化的な影響も大きい。
レオン
レオンはニカラグアの都市で人口は約14万人。首都マナグアに比べて知名度の点で劣るが、1813年に設立された大学とともに国の知的な中心部であり続け、また工業と商業の面でも重要な拠点となっている。
レオン
エルサルバドル・サンミゲル▶︎ニカラグア・レオンまでローカルバスを乗り継いでやってきた
中米での移動は出会いが多く、バスでいっしょになったエルサルバドルの修道院の若い女性2人とここまでやってきたようなもの
出入国での手続きやバスの乗り換えなど案内してくれたおかげでスムーズにここまで来れました
最後の最後までいい出会いがあった、なんと言っても1日でバスを4回乗り換えて刻んでいくしか方法がなかったからだ
いや、もっと他に簡単な行き方があったのかな
サンミゲルからもうずっと暑いし疲れたのでレオンに着いた日はぐったりです
なんて素敵な地名だろう、覚えやすくていいね、と思いながら翌日に街を歩いてみました
カラフルな建物が並んでいて低い家屋が多く並んでいたなぁ、グアテマラのシェラにもこういうのあった気がする
暑い気候でのカラフルな家は涼しげに見えるし、気持ちも明るくなる感じ、空の青さとも調和している
ところでどこからが旧市街でどこまでが新市街なのかも分からないままでしたが、いくつか教会やカテドラルがあったので中へ入ってみると、どれもけっこう簡素的でメキシコの華やかな装飾とは全然違うようです
レオンの街でいちばん目を引いたのはレコレクシオン教会!ビンテージ感あふれるくすんだ黄色い教会はかっこいい、そして大きいせいで写真に収めづらかったほど
グラナダはニカラグア西部の都市でグラナダ県の県都。人口は約11万人で国内で4番目に大きい都市である。街にはスペイン植民地時代の面影が残っている。
レオン▶︎グラナダまで途中、首都のマナグアをすっ飛ばしてやってきました
ここにきた目的は次に向かう湖での経由地として宿泊するため
そういえばニカラグアのバスターミナルはちょっと汚くてカオスで東南アジアの雰囲気のような場所だったな、ターミナル以外の街の光景なんかは似ていないんだけどね
小さい街だと思うので近場をウロウロ、個人的にはレオンの街よりも人が多くて盛り上がってるように見えたけどどうだろう
この日は中央公園に人が集まっていたので見に行くと演奏のパフォーマンスが行われていました、賑やかでいいね
街の市街エリアには馬車が走っていたりレトロな感じが残っていて私はこっちのほうが好きかもしれない
オメテペ島
オメテペ島はニカラグアのニカラグア湖に浮かぶ2つの火山からなる島である。島では3万5,000人ほどの住人が農耕・牧畜・観光業などで生計を立てている。
オメテペ島
オメテペ島までは大きめのフェリーに乗っていきました
陸地で過ごすのは暑すぎるから湖まで行って快適に過ごそうと思います
フェリーが進むこと1時間ほど、オメテペ島に着きました
このニカラグア湖が大きいものだから、キルギスのイシシクル湖と同様、もう海だねっていうのが率直な感想
想像よりも店や宿が立ち並んでいてちょっと素敵めのコテージなんかがあったりもした
エルソンテにいた時は波が高くて海に入れなかったけれど、さすがここは湖、風が吹くと小さな波が立つ程度で平気で水の中に入れます
しかも口の中に水がはいってもしょっぱくないしね
そろそろ出国が近づいている今、もう最後はのんびりする以外ないです
メキシコと中米で過ごした3ヶ月間、本当に毎日が楽しかった
ラテンのノリは自分を生き生きとさせてくれる土地だったなぁ〜
ニカラグアにいるとはいえ、首都のマナグアには行きたくないので治安のいいコスタリカの首都サンホセまでわざわざ向かいます
基本情報
ルート:⑴ニカラグア・グラナダ▶︎⑵コスタリカ・サンホセ▶︎⑶テキサス州・ヒューストン▶︎⑷カリフォルニア州・ロサンゼルス▶︎⑸日本・東京
帰国まで(サンホセ)
オメテペ島を最後の旅行先としてあとは帰国に向かってひたすら移動するだけ
コスタリカのサンホセにバスが到着すると、雰囲気が大きく変わった
確か中米一、観光開発がされていたり観光資源も豊富だと聞いたことがあるな
実際に来てみると垢抜けてる!全然今までの中米と違うことがわかる
時間があればコスタリカで野鳥観察とかしてみたかったけどね、でもキリがないのでいったん終わりにしよう
サンホセで一泊したあとはバスに乗って空港までいきました
帰国まで(テキサス州・ヒューストン)
アメリカの入国審査に到着するとものすごい人の列!べつに私はここに観光しに来たわけじゃなくてただの通過点、乗り継ぎ先であるロスの便に遅れない?間に合う?と心配している途中に自分の順番になったところ、審査官に止められた
次の便に乗るから早く行かせてほしい、と伝えると「大丈夫」と言われるもそのまま別室に連れて行かれました
その部屋に入ると入国させていいものか疑わしい人物なる人たちがたくさんいた
中国系、アフリカ系が多く私もそのうちのひとりとしてこの部屋に連れられた
そういえば中米で会った日本人に、「中南米を周ったあとアメリカに入るときは気を付けて、ドラッグの関与を疑われることは大いにあるから」と言われたことがありました
まさか本当にあるんだ?たしかに少し中米にいたけど、別にこれからアメリカで過ごすつもりないし帰るだけだし、と余裕をこいて待合室でスマホを触っていると、ビッグな黒人女性の職員から「パソコンやスマホはいじるな!」と注意
それから1時間ほど経過すると待合室ではカップラーメンが配られていた
室内にいたのは30人を超えていたかな、ラーメンを受け取る人が多い様子だったけど私はもらわなかった
自分のビスケットあるし疑ってくる人から食べ物を受け取るなんて御免だった
さらに時間が経過すると別室のまた別室にひとりで呼ばれてそこには私のバックパックがありました
バックパックを台の上に乗せてひとつずつチェックしていく白人男性の職員、それを少し離れた場所から見てろと言われる私
見られたくないものがあったので、あっそれは!と手に持とうとすると「そこから動くな!」と大きい声で言われました
バックパックの荷物検査が終わると次は個室の透明な扉があるところに行かされて、そこにはトイレがゼロプライバシーで思いっきり見える部屋となっていた
最悪私この中に入れられるな、と思いながら女性職員2人が私の体を壁に押さえてから靴を脱いでチェック、腕をあげて下着を含むボディーチェックを開始したけど、何もでてこないのは当たり前
荷物と身体検査が終わると次はスマホのメールチェックが始まった
白人女性の職員が「これどこの国?どこの町でメールのやりとりしたの?」と聞いてきたので、言ったところでそんな小さい国の地名、あなた知らないでしょと言っておきました
そんなこんなでやっと釈放、とっくにロス行きの乗り継ぎ便を逃していたけど、チェックインカウンターに行くと事情を説明せずとも次の便に予約を変更してくれていました
帰国まで(ロサンゼルス)
やっと入国、やっとロスまで到着です
ここでは3日間の猶予、旅行としての時間を少し作ってみました
でも、空港でバックパックを受け取ろうと待っていても全然こない
人がぞろぞろ消えていったところで自分のバックパックと似たものを背負っている男性を発見したけど、まさかその人が持っていくなんてありえない、間違えることもないでしょ、と思ったけれど、結局私のバックパックはなく、ロストバゲージのカウンターまで行きました
同じホテルに3泊するからそれまでに戻ってくればそれでいい、間に合わなければまぁ日本で、といった感じ
空港を出て小さいサブバックだけを持ってタクシーに乗るとドライバーに「荷物少ないね」と言われました
バックパックなくしたからね、という説明もしんどかったので手短に終了
せっかく大都会に来たしいろいろ出かけようと思ってたのに!なんで私の買い物はiPhoneの充電器とか石鹸とか日用品買いに行ってるんだよ、と思いました
そして滞在2日目でようやく私のバックパックには"LUSH”と大きく書かれて戻ってきました
よかった、ここにくるまでの帰り道はトラブル続きだったけど、もう安心して帰れます
最後はロスの中でも大きいアウトレットモールに行ってアメリカっぽい遊びをしてみました
帰国まで(東京)
ようやく成田行きの飛行機に乗れた、日本航空って最高
もう飛行機の機内からすでに日本を感じている
CAさんの笑顔、細やかなサービス、多すぎる機内アナウンス・・・
そこまでアテンション必要かな?というくらい頻繁にアナウンスが流れていた
そんな母国、日本の空気を感じながら圧倒的な安堵感に包まれていた
と同時に1年4ヶ月の旅を思い浮かべていた
たくさんの場所に行ってたくさんの景色を見てきた、知らない場所に行ったし2度と行けないであろう土地にもたくさん行った・・・
でもどうしてか、たくさんのことを得てきたはずなのに、もうすべてが空っぽのような気がしてる
そんな気持ちのまま成田に着いて、私の長い旅は終わりました