【中国】引き寄せられてシルクロード① -蘭州・張掖・敦煌-
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
チベット・アムド地方の旅が終わりもっとチベット圏を周りたい気持ちを抑えて、シルクロードに向かいます
以前の旅も今回も中国って大きすぎてわけが分からなくてあたふたしてる
でも憎めないな〜チベットも中国もすごく好き
基本情報
国:中国
ルート:⑴蘭州▶︎⑵張掖▶︎⑶再・蘭州▶︎⑷敦煌
期間:10日間
時期:5月
蘭州
蘭州は中国甘粛省の省都。市域は海抜1,600mにあり、市内を黄河が東西に流れる。古くからシルクロードの要衝である。民族は漢族に次いで回族が多く、他にもドンシャン族、ユグル族、サラール族など白い帽子を被ったイスラム系住民が多い。
蘭州
西寧でビザの更新をしようと思っていたけれど、移動も面倒なので蘭州でやってしまうことに
これが良かったのか悪かったのかここでは残高証明や宿泊証明などビザ申請に必要な提出は一切不要で、2日間でビザが取得できると聞いていたから申請しに行ったのに、公安サイドのパスポートの処理ミスのせいで私はパスポートを持たずに1週間蘭州に滞在することとなった
前回と同じくビザ問題にハラハラさせられているけど、これは仕方ない
最初から日本でビザを申請しておけば面倒なことに巻き込まれずに済んだのに
そうして思いのほか蘭州での滞在が長引くことになったので近場をいろいろまわってきました
食堂で知り合った中国人のRに街を案内してもらい、ラーメン発祥の地と言われる蘭州ラーメンを食べに行ったり、団地の中にある中国の吸い玉という一種のマッサージや中国伝統あん摩にカラオケに行ったりと充実して過ごしました
女子がマッサージ好きなのは日本も中国も変わらないのかもしれないね
張掖(ちょうえき)
張掖市は中国甘粛省に位置する地級市。張掖市域内には砂漠、ゴビ、草原、原始雨林など多彩な自然景観がある。
張掖
蘭州でのビザ待ちに耐えきれず、張掖まで行ってしまうことに
やっぱり同じ街にじっとしてるんじゃどんどんマイナスになってくるし
私は今旅してるわけだから動かないとね、ということで早朝出発のバス停まで中国人Rがタクシーで見送ってくれました
そして大都会の蘭州を離れて6時間後、張掖に到着
着いた先のバスターミナルではRの仕事仲間が迎えに来てくれていました
そこまでしてくれなくてもいいのに、と感謝しつつユースにチェックインを済ませる
夜になってRの同僚がユースまで迎えにきてくれて5人で夕食を食べたあと、音楽と噴水のイルミネーションのショーに連れていってくれました
張掖では絶賛都市開発中らしい・・・どおりでバブリーな香りがしたわけだ
まだ夜は終わらずその後はカラオケに連れていかれました
蘭州でのカラオケもそうだったけど、ちょっと金持ちの娯楽っぽいイメージで、日本の安く時間を潰せる場所としての存在ではなさそうに見えたな
いろいろ連れ回してくれたおかげで張掖の遊びが知れました
張掖の観光パンフレットを見ていると意外にも見どころありで楽しそうな街
私は七彩山と馬蹄寺石窟寺院に行ってきました
どちらもダイナミックでなかなかすごかったです
再・蘭州
張掖に2泊して蘭州に戻ってきました
いよいよ預けていたパスポートが受け取れるか緊張しながら公安に行きました
もうここに来て何回公安に立ち寄ってるんだろう、もう常連の域でユースから公安までの道のりもばっちり覚えてしまっている
そしておよそ10日ぶりにパスポートと再会しさらにビザもゲット!
嬉しさとホッとしたことで自分のパスポートを手に取りじっと見つめてしまったほど
無駄にはるばる北京まで飛ばされたパスポートがようやく戻ってきた喜び
さっそく次の目的地である敦煌行きのチケットを買いに鉄道駅まで向かいます
窓口に45分並ばされても気にしない、今の私にはパスポートとビザがあるし強気になっている
やっぱり停滞はつらい、動きたいときに私は動きたい!それがうれしい
とあるカフェでは、私が入店すると日本人ってことを伝えてないのに会話すらしていないのに店内の有線が日本の曲に切り替わっていた
こういうさりげない優しさにぐっとくるわけですね、なんか嬉しくなりました
敦煌は中国甘粛省北西部の都市。かつてシルクロードの分岐点として栄えたオアシス都市であり、近隣にある莫高窟とそこから出た敦煌文書で有名である。
ようやくパスポートを持って移動できてうれしい、今回も列車の席は硬座です
夜になって酔っ払いが私の肩にもたれ掛かってきたのでうっとうしかったのと狭かったので眠れないまま、朝に敦煌へと着きました
初日は昼寝したり近くのナイトマーケットに行ってシルクロードの賑やかさを感じつつ、2日目に目当てだった鳴沙山と月牙泉に行きます
じつは人生初めての砂漠だったりするのですが砂漠と砂丘は違うらしい?よく分からないけれど砂に囲まれるのはとにかく初めてです
広大に広がる鳴沙山ではエキゾチックにラクダの群れがいますが、あくまで私は徒歩で行きます
砂に足を取られて食い込んで進めない、風が強くて耳の中に砂が入ってくる
風に吹かれた砂に音が鳴ることから鳴沙山というらしいけど、たぶんそれは耳に入ったときの音だと思う
おまけに身体中に砂がついてカメラを守りながらも写真を撮りました
そして鳴沙山の中にある月牙泉、かっこいい
これは1000年以上途絶えることなく砂漠の中に湧き続けているそう
この乾燥した大地に湧くオアシスですね
やっぱりシルクロードはかっこいい・・・
鳴沙山の砂に足を取られたあとはガクガクになりながらも、次は莫高窟(ばっこうくつ)に向かいました
東西をつなぐ重要な地だった敦煌の歴史がたくさん眠っている場所で、大きな規模の空間では写真撮影禁止、立ち入りを禁止している箇所もあります
なので見れるのは一部だけですが、莫高窟もすごくよかったです