【オーストリア】圧倒される欧州⑤
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
カシュガルで知り合った日本人Aさんとタシケント以来、数時間だけの再会を兼ねて、オーストリアのウィーンまでやってきました
基本情報
国:オーストリア
ルート:⑴ウィーン▶︎⑵インスブルック▶︎⑶シュトゥーバイタール▶︎⑷再・インスブルック
期間:2週間
時期:7月, 8月
オーストリアはヨーロッパに位置する連邦共和制国家。首都はウィーン。中欧に650年間ハプスブルク家の帝国として君臨し、第一次世界大戦まではイギリス、ドイツ、フランス、ロシアと並ぶ欧州五大国の一角を占めていた。
ウィーン
ウィーンはオーストリアの首都。クラシック音楽が盛んで、過去にモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど、多くの作曲家が活躍したことから「音楽の都」とも呼ばれる。
ウィーン
チェコより物価の上がったオーストリアに少々ビビりつつ、宿に到着
そういえば数年前のイタリアでの失敗を糧に、ヨーロッパでは事前にきちんと宿を予約するようになったので、もう大丈夫です
ウィーンってイメージ的には相当すごいんじゃないかと思ってた
なんか華やかで豪華でものすごい街並みなんじゃないかと
市街を散策してみるとここでもものすごい人の数、さすが観光地、さらに夏休み期間中も重なっている
時間の都合から王宮の中に入れなかったのは残念ですが、国立歌劇場やホーフブルグ宮殿など街並み全体はやっぱり重みがあって美しい
特にシュテファン大聖堂はウィーンのシンボルと言われるだけあって厳かな雰囲気がありました
と言っても人で溢れるような感じはなくて地元の人が静かに訪れているような素朴さも感じられたし建造物の中ではいちばん印象に残った場所です
次に向かったのはホテル・ザッハー
チョコレートケーキの一種であるザッハトルテを目当てに行きました
もちろん泊まるわけはなくカフェスペースでザッハトルテを食べてみたかっただけ
列がつくほどの名物なのか20分ほど並んで入店できたのでさっそく注文しました
このホテルまたは地域?で提供されるもの以外ザッハトルテと呼べないらしくどれほど美味しいものかと期待していたけれど、一人前を食べきるのにやっとなレベルで私にはビターすぎた・・・まぁウィーンらしさを体験できたのでよかったです
さて、オーストリアでは自然を楽しめる田舎へ行きたかったのでヴァッハウ渓谷やハルシュタットなどに行こうと考えてみましたが結局選んだのはチロル州、アルプス山脈で緑を感じたいと山まで行くことにしました
インスブルックはオーストリアの都市でチロル州の州都である。風光明媚な観光地として、またウィンタースポーツの地として世界的に知られており、1964年と1976年にはオリンピックを開催したことでも知られる。
目的地まで行くためにウィーンからチロル州最大の街に電車で出発
82ユーロとなんとも贅沢な移動ですが、さすがのセカンドクラスでも綺麗で広々としたシートであっという間にインスブルックに着きました
途中、ザルツブルクというウィーンの次にメジャーな駅に着いたとき、隣にいた地元の女の子が「降りなくていいの?」と寝ている私をわざわざ起こしてまで声を掛けてくれた、優しいな〜
インスブルック中央駅に到着してけっこう山のほうまで進んできたので、田舎かなと思っていたらそうでもなかった
駅構内から出ると意外にもホームレスみたいな人が多くて駅周辺は少し小汚い印象です
目が合って第一声、若い男に「たばこくれない?」と言われたのでないと答えましたが、アルプスの美しいイメージがあっけなく砕けていくようでした
そのまま駅から歩いて50分ほどかけて予約してあるユースホステルまで歩いて行きます
さすがに少し遠いな、と思いながらも無事に到着
ユースのドミは初日私一人だったので、大きな部屋ががらんとした感じでした
アルプスのチロル州に来たといってもエリアは決して小さくないようで情報が少なかったけれど、バスで安くさらに山のほうまで行けるみたい
翌日の朝、目的地のシュトゥーバイタールに行くためにバス停に向かうけど、どこに行ってもたどり着かない
道ゆく人に聞いてみるけど「ここじゃない」とか「たぶんあっちだと思う」とかを繰り返すこと3時間・・・ものすごい単純な場所にありました
なかなか先進国のほうが移動が大変に思えるのはまだヨーロッパに慣れていないからかな、道を教えてくれたおじいさんに感謝
シュトゥーバイタール
シュトゥーバイタールはオーストリア、チロル州にある谷。州都インスブルックの南西に位置し、夏でもスキーを楽しめる氷河スキー場があることで知られる。
シュトゥーバイタール
くねくねした山道をのぼってようやく予約している宿の近くまでバスは停まった
どうやらここで終点らしく、またバスを乗り換えて行かないと宿のすぐそばまでは行けないみたい
観光案内所の女性が言うにはバスに乗らなくても歩いて10分で着くという
そんなに遠くはない距離なのに迷う、迷う
そして16時頃にやっと到着、朝の時点で3時間バス停探しに時間を取られていたから疲労は倍増しています
宿泊先のペンションは個室、Wi-Fiスムーズでしばらくはのんびりできそうだ
周辺を歩いてみると何にもない素朴な町かと思いきや意外にも周りにはロッジ、ペンション、アパートメントが建ち並んでいた
それでも自然の中に囲まれてることは間違いないんだけどね
山の中でもさすがヨーロッパ、ハイキングコースやジョギング、トレッキングコースにはそれぞれに標識や案内があって迷わないようになっている
私が今まで行った国の山ではほとんど標識も看板もない、勘で見つけてね、と言わんばかりの自然だったからこれはこれでカルチャーショックでした
でも当然、ごみひとつ落ちてない綺麗な緑の中を歩いていたからすごくいい気分
毎日、その日の気分で行きたい場所まで歩いていた
森林浴にも癒されるし天気がよくて夏の山はやっぱり過ごしやすい
私が1番好きなのは朝、泊まってるペンションのベンチに座ってぼーっとしている時間が最高だったな、いちばん空気が澄んでて清々しいと思える時間帯でした
おまけにシャワーを浴びるときにも贅沢な体験をしたんですが、このシュトゥーバイタールから出てるのはアルプスから流れる水だからシャワーの水すら飲料用になっているそう
なんてクリーンな土地なんだ
ここがアルプス山脈か〜なんて思いながら絵本のような世界を10日間楽しみました
再・インスブルック
十分すぎるほどのエネルギー補給をシュトゥーバイタールでしました
これが私らしい旅だな、やっぱり緑に囲まれてのんびり過ごすのが好きだと思えた
再びちょっと都会なインスブルックに戻って、以前ガラガラだったユースが満室になったほど中国の大学生の団体40人くらいとトルコ人ドライバー2人が参戦し、ユースの中がカオスになっていました
でも私は好きな場所で思いきり過ごせたからもういいや、にぎやかでもいいじゃないと思って適当に過ごしています
次はいよいよドイツに入国、もうこれはがっつりヨーロッパの中でも存在感大な国に行くわけだから、やっぱり少し緊張する・・・