【オーストラリア】Rainbow Serpent Festivalと寄り道の旅②
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
レインボーサーペントフェスティバルを含む車中泊でのロードトリップが無事に終わってメルボルンの都市に戻ってきました
パーティー中では1週間拭くだけシートでやり過ごしていたので、久しぶりのシャワーです
別の友人からは汚いと言われましたが、そういう環境にいなかったのだから仕方ないですよね
ゴールドコーストはクイーンズランド州にある都市であり、オーストラリア最大の観光保養地として世界的に有名。サーフィンのできる砂浜、内陸にある世界遺産にも登録されている国立公園、その他多数のテーマパークが建てられている。
メルボルン▶︎ゴールドコーストまでは国内線を使っての移動です
パーティーに向けて揃えたミネラルウォーターが余ったので、バックパックに詰めれるだけ詰めていくと荷物の重量オーバーになって泣く泣く数本を置いていく羽目に・・・
さて、一瞬かの勢いで到着したゴールドコーストの空港ではさっそく軽めのカルチャーショックに遭いました
空港内にある標識には英語はもちろん中国語もまぁ理解できるのだけど、なんとそこには日本語での表記も同時にあったのです
それほどここには日本人が来るっていう証拠で、ワーホリとか旅行先で人気なのは知っていたけれどここまでメジャーだと思ってなかったのでびっくり
そういったことも含めてゴールドコースト、オーストラリア自体が初めての海外に向いてそうだなと思った
今まではバックパッカーの初心者が行きやすい国ってタイなんじゃないかと思っていたけれど、オーストラリアもなかなか易しいんだと実感
人が穏やかで優しいし治安もいいし、私が初めてだったとしても抵抗なく入国できただろうなと想像しました
その抵抗がない分、オーストラリアつまんないって言う人の意見もよく分かる
価値観をひっくり返すような場所に先に行ってしまったら、もの足りない気持ちも同時に分かる気がします
そんなゴールドコーストの見どころのひとつ、サーファーズパラダイスのビーチまで行ってみると、さっそく微妙な気持ちになった
その景観はまるで「つくったから、来てよ」と街が言っているような、観光地として開花させたかったので街づくりを頑張りました、とアピールされているかのようだった
私にとっては不自然に映ったビーチだったのでうっとりするような時間は過ごせなかったけれど、民泊先のオーナーの男性が上半身裸で水撒きしている姿や車のナンバーに"サンシャイン コースト"と書かれているのを見てると、温暖な気候での暮らしが羨ましくなりました
やっぱり太陽に恵まれた土地はそれだけでいいのかも、と思ったりする
ブリスベンはクイーンズランド州南東部に位置する州都。シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市である。また、ブリスベンには多くの歴史的、近代的建造物が建築されている。
ゴールドコースト▶︎ブリスベンまでは長距離バスのグレイハウンドを使って行きました
ターミナルが目的地に近づくにつれて高層ビルが建ち並ぶ景色が見えたので、ここも期待できそうにないかな、と思いながらバックパックを背負って宿まで向かいました
さっそくブリスベンの中心部まで歩いている途中では、確かに高層ビルに囲まれた都会であることは変わらないけど、不思議と嫌じゃないこの感じ
斜傾のある道を下ったりしていると吹き抜ける風が気持ちよかったり、自然と都市が調和している気がして街歩きが心地よかった
もしこういう街で暮らしていたらと想像すると、思わずランニングとかを日課にして外の風を浴びることが楽しくなりそうです
これはヨーロッパの旅で学んだことですが、バックパッカー目線で見て刺激がないとか物足りないと感じたら、そこに住んだと仮定して街歩きをしてみるとおもしろいと気付いた
そういうふうに工夫をすると、どこに行っても大体の旅はそれなりに充実します
というわけでブリスベン、私はなかなか気に入った街です
バイロンベイ
バイロンベイはニューサウスウェールズ州北東部の町。同国本土最東端に位置する。バイロン岬からタスマン海を一望できる。サーフィンが盛んで海洋保養地としても有名。
バイロンベイ
オーストラリアに行くならここは行ってみたかった、バイロンベイ
大したことは知らなかったですが綺麗なビーチとチルできるスポットという漠然とした印象だけを持って訪れてみました
バスが街の中心部らしき場所までストップすると思った通り、低い建物だけが並ぶ素朴な町でだったので、休暇らしくのんびり過ごせそう
相変わらず日差しが強い日が続いていたけれど、ここではまとわりつくような暑さを感じていなかったし日陰に入ればとても過ごしやすかった
こんな美しい田舎に3ヶ月とか半年くらい過ごせたら気持ちよさそうだ
しかもこのバイロンベイ、小さな町なのに売ってる製品の質がよくて素敵な店がいくつも並んでいるのが魅力的だった、ブリスベンでもそう思ったけどセンスがいいんだね
そんなゆるりと過ごすバイロンベイから日帰りでニンビンという村まで行くことにしました
ニンビン
ニンビンはバイロンベイから70km離れた村である。ニンビンはサステナブルや自給自足を行う環境と大麻のカウンターカルチャーとして知られた村。オーストラリアの主要なメディアでは国内のドラッグの中心部であると言われることもある。
ニンビン
この時点ではもうレンタカーを利用していなかったので、バイロンベイ▶︎ニンビンまではツアーバスを前日に予約して向かいました
専用のミニバスではヒッピー色溢れるカラフルなペイントが施してあったり、車内も同じくかなり凝っている
壊れた車内の電子時計にはペンで"WHO CARE'S"との文字が
どうでもいいよ、誰が気にするんだよ、といった意味で、細かいディテールまで愉快にさせてくれるし、車内では大音量のレゲエが流れ、地元紙が発行しているらしい、大麻新聞まで置いてありました
そんなパーティー風のツアーバスなので参加者は私たちを含む欧米人たちも若者ばかり
みんなきっと他の土地では体験できないことをしたかったに違いない
ニンビンへと向かう道では途中、ウォーキングコースや川沿いを歩くといった小さなアクティビティがあり、ランチタイムにはゴルフ場のバーベキューコーナーでハンバーガーを食べさせられるといったことをしました
そんな寄り道を終えて到着したニンビンの村、周囲はペイントだらけの建物が並んで、賑やかだけれど人通りは少ないといった雰囲気
なんでもこの村はかつて産業が乏しく地域として衰退する一方だったけれど、大麻で一躍有名になったのだとか
不名誉と捉えるかは人それぞれだけど、地域活性化として資源になるものがあるなら活かそうよ、と発展させたのだから立派だと思います
そうじゃなかったらこんな田舎の村、私は知ることはなかっただろうから