【インド】長旅は南アジアへと向かう⑤ -カソール・再マナリ・再デリー編-
前回からのつづき・・・
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キリガンガ▶︎カルガに戻って何泊かしたあとカソールに移動しました
カソール
カソールはヒマーチャルプラデーシュ州のクル地区にある町、別名「インドの中の小さなイスラエル」と言われるほどイスラエル人が多く滞在する。そのほか欧米人、各国のバックパッカーにとってヒマラヤのホットスポットと呼ばれている。
カソール
ここはイスラエル人が多くてマニカランよりひらけてる印象がある町
キリガンガで会った友人とここカソールで合流するはずでしたが、すれ違いで会えず
それにしても自然あふれる町なのに垢抜けてるというか素敵な雰囲気のためいい宿を見つけられました
敷地内が広くて私と別の友人が借りた部屋は一等貸し、コネクティングルームと呼ばれる隣り合った部屋どうしが内側のドアで繋がっている構造の部屋でした
独立してプライバシーを保ちつつも部屋をひとつとして使えるのがいい感じ
素敵な宿に出会えるとその街も好きになれるから不思議です
宿の魅力の影響力は大きいですね
食事もレベルが高いからあなどれないんですよ
バシストでインド1おいしいはず!のモモ屋がカソールでもすっごく美味しくて結局ナンバーワンがいまだ自分の中で決められていません
ちなみにモモはチベット文化圏の定番料理で小籠包、蒸し餃子と似た食べ物
ヘルシー寄りの食べ物なのでたくさん食べても罪悪感がないですね
そしてカソールを含むパールバティ渓谷の村々ではいたるところに大麻が自生しています
育てる手間も要らず伐採したとしても勝手にぐんぐん育っていくほどたくましいんですね
ざっくりとマナリ・パールバティ渓谷付近の土地で育った大麻(チャラス・ハシシ)は最高級品として他の国へと渡っています
またその地域周辺では大麻の所持を禁じておらず少量なら許可しているとか
その他のインドに比べてゆるい空気は伝わっていたし黙認的なこともあるんだろうけど、だからおおぴっらにしても平気かと思うかはその人次第
私の知人は警察に持ち物チェックをされてワイロを渡すはめになっていたしその額も決して安くないんですよ、トラブルがまったくないかと言えばそれも違うと思います
とはいえヒンドゥー教の神様シヴァは大麻を愛好しているし冬になるとガンジスの源流までわざわざ行っていたのだとか
法律的には曖昧だけど宗教的には古代からの文化なので許容されてる、そんな感じ
そして地名にもなっているパールバティ渓谷はシヴァの奥さん名前・パールバティが由来しています
再・マナリ
キリガンガ▶︎マナリのバシストに戻って2度目の滞在です
宿は前回と違う場所に移ったネギ ゲストハウス
ネギ ゲストハウスでは主人のネギジーと野良犬たちが毎日勝手に部屋に入ってきます
昼間は部屋の扉を開けっ放しにしているから、人間も犬もお構いなし、遠慮なし
先月バシストに来た時は全然いなかったのに今回はまずまずの人数の日本人と会いました
そのほとんどは長期旅行者であるものの、中にはバシストの郊外に家を借りてひとりで住んでいる男性に会ったこともあります
どうやって生活してるのか聞けなかったけど、彼がこの地を好んだ理由は分かります
そんなバシストで過ごす日々の中、気の合う仲間は増えていき「いっしょにネパール行こうよ」と誘われました
ここからはラダックのレーに行く予定があったもののまだ日数はあるし行っちゃおうか、というわけで
以前はシッキム州を周ってきたし、自分1人だったらネパールは飛ばそうかなくらいに思っていたので誘ってもらえてちょうどよかった
パールバディ渓谷で知り合って以来、宿をシェアしたり時間をともにした仲間5人に見送られてこれまた大して下調べもせず私と同行者2人はネパールへと向かいます
寄り道 チャンディーガール・ハリドワール
マナリを発って13時間くらいかけて朝方に着いた街はチャンディーガール
とにかく山からおりたらもう酷暑、を感じつつも同じインドとは思えないほどチャンディーガールは清潔で洗練された街づくりにびっくり、なんでもアートの街だとか聞いたな
そしてここからハリドワールに行く、さらに暑さが顕著になったハリドワールから長距離列車でバラナシまで行って、カトマンズに入るつもりだったのにあさってまで列車は予約で埋まっているらしい
仕方なく私たちは今からバスでデリーまで行くことに
本気で無意味になったこのチャンディーガールとハリドワールでの寄り道
まぁいっか、デリーでマックとかスタバ行けるし!とポジティブに捉えることにしました
再・デリー
マナリから移動続きでさすがに少し疲れてきてるけど、久しぶりに見る都会のネオンに気分が上がっていき、オールドデリーのバス停に到着したのは22時くらい
今回はパハールガンジにあるオクラ丼のある宿に泊まります
なんというまとわりつくような湿気と暑さ、暑苦しいうえにシーツも枕カバーも最後に替えたのいつだよ?ってくらいでシーツを叩いたら砂埃が舞いまくったのです
不快感は最高潮!ベッドの頭上に取り付けられた扇風機なんかじゃぬるい空気がただまわっているだけ、日中部屋にいるなんて無理だよ、ってことで冷房がガンガンに効いてるコンノートプレイスにあるマックまで汗を流しながら歩いていくと、そこはもう天国
クーラー最高だ、酷暑のインドは笑えないくらい暑くてすぐに体力は奪われた
そして肝心のネパール行きまたもつまづく
デリー▶︎バラナシ行きの長距離列車は3日先まで満席でした、正月でもないのに満席とかあるんだ
他の可能性を探るため何ヵ所か旅行代理店をまわって、ようやくカトマンズカフェという店でデリー▶︎ネパール・カトマンズへの直行バスを確保できました
集合場所マニアックか
宿泊先のパハールガンジからリクシャーで30分くらいの場所にあるネパール人やチベット人居住区の近く
バスの乗客は私たち日本人3人とロシア人女性、オーストラリア人、インド在住のタイ人以外はみんなネパール系の人たちだった
出発の時点で1時間遅れ、バス自体ボロいし私たちの席は1番うしろのせいもあってとにかく揺れまくり、走行中何回体が浮いて天井に頭をぶつけたことだろう
そして暑すぎる、無理ってくらい暑すぎる
バス狭い・揺れる・暑い・遠い・蚊多すぎの5重苦だった