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20代を旅に生きて、30代を宿とオランダ移住のために生きるブログ

【インド】長旅は南アジアへと向かう⑥-再々マナリ・レー・パンゴン ツォ編-

ネパールでのゆるやかな滞在を終えて、バスに乗ってデリーまで戻ってきました

朝方デリーに着いてホテル パヤルでの滞在はわずか10時間くらい

朝の7時くらいに仮眠させて、とパヤルのドミで寝て16時発のマナリ行きのバスに乗るための休憩です

 

バスは豪華でシートは広々、冷房も付いてるしなんなら宿より寝やすいくらいでした

デリー▶︎カトマンズ行きの地獄のようなバスとはえらい違いで一瞬か、くらいの勢いで14時間はあっという間に過ぎて到着です

 

 

再々・マナリ

3度目のマナリにホームのような居心地を感じているところ

ただ問題なのが私は数日後、次の国であるアルメニア行きの航空券を買ってしまっていて、このままの出発日だと今から向かうラダックの滞在が3日間だけになってしまうのです

予定がズレこんだのはネパールに立ち寄ったからですね

 

ラダックでの滞在が3日だけなんて短すぎるし、もったいなさすぎる、第一往復でかかる移動時間を考慮しても滞在時間とのバランスがおかしくなってしまう

 

航空会社であるアエロフロートに問い合わせると「本人か代理人が来ないと出発日の変更はできません」だと

いや、今だったらオンラインから普通に出発日の変更くらいできるんじゃないの、と思いますがそんなことを言われて困りました

それだけのためにデリーに戻るのもイヤだし効率悪すぎだし、と思っているところで神、降臨

バシスト中心部にあるネットカフェのおじさんの弟が旅行代理店に勤めているとのことでアルメニア行き航空券の出発日変更を可能に、見事な連携プレーで実現したのであります

 

2週間も日数に余裕ができたことで不安要素はひとつもなくなり、とにかく楽しみしかなかった

ところが出発の2時間前である夜0時に急に吐き気が止まらずトイレに籠る事態に・・・

その日、友人とは予定の都合から1人で食事をしたので私だけが食中毒になったのだけど迷惑はかけたくないし、今日ぜったいに行く、体調が悪くてもバスに乗ると心を決めます

 

バシストやデリーで何度も再会を果たしてきた友人に深夜見送られて私たちは深夜2時発のバスに乗り込みました

この世の終わりかぐらい狭い車内のバンで、走行中にも食中毒はおさまらず我慢ができずにバンを止めて暗闇で嘔吐、車が揺れるたび我慢の限界でした

同行者Iちゃんが水を持ってきてくれたり背中をさすってくれたりして、優しすぎる

あとから「あのとき吐いててそれどころじゃなかったと思うけど、星めっちゃキレイやったで」と言っていました

うん、星は見た、でも綺麗と感じる余裕はひとつもなかったよ

 

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インド・マナリ:ハイキング日和がつづくバシスト郊外のコース

 

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インド・マナリ:緑を背景に爽やかな笑顔を見せる地元男性

 

 

レー

レーはインド北部のラダック連邦直轄領(旧ジャンムー・カシミール州)最大の中心都市。ラダック自治山間開発会議がある旧王都である。チベット文化圏に属し、大部分がチベット民族であるため、「インドのチベット」と呼ばれることも。標高は3,650mに位置する。

 

レー

夜が明けて外を見ると、そこはもう異世界

こんなダイナミックな山々、見たことがない

空がとてつもなく澄み切っていて青い、雲が手に届きそうなくらいすぐ近くにある

日差しは強くて暑いのに、吹いてくる風は冷たくて暑いのか寒いのか気温がよく分からない感じ

くねくねした山道を走って一歩運転を誤れば、谷底に真っ逆さまに落っこちる恐怖

でも敵わなかった、ラダックの景色は私の期待と想像を遥かに越えてた

おまけにあんな道を19時間運転したドライバーも凄すぎる

 

レーの標高は3,650m、こんな高地ははじめてです

デリーの薬局で購入した高山病対策の薬ダイアモックスを飲んだおかげで高山病にはならなかったものの、少し歩いただけで息が上がるし、酸素が薄いのがわかる

だけど私はこういうのを待ってた、こんな景色がずっと見たかった

 

バシストより大きいレーのメイン通りは意外でした

旅仲間に教えてもらったヤクボーイを偶然発見、うわさどおり大盛況の店でチョウメン・トゥクパ・モモの3品しかメニューがないけど、チベット料理では間違いなくヤクボーイがおいしい

 

レーは今まで行ったどこの地域より異質で特別なエリアで、ここにいるだけで生きてるって感じがすごくする

朝起きてミニッツメイドを飲んで世界の果てのような景色を眺めてスクーターで街を散策し、夜はアザーンを聴いて外を眺める、寝る前にレーの星空を見たあと眠る、こんな毎日が続けばいいのに・・・

 

雄大すぎる、偉大すぎる大自然を前にして頭はいっちゃってるような感じ

山の色に馴染む色合いで建てられた民家と対照的な色を見せるタルチョ、そして主役はこの青い空と低い雲だよね

感動の説明には限界がある、この肌の感覚はその場じゃないと味わえないもの

 

 

ラダックで行きたい場所は他にたくさんありつつも、とりあえずパンゴンツォは絶対いこう

レーからのローカルバスが週に1本しか運行されないというので、その日に合わせて1泊2日で行くことにしました

 

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インド・ラダック:レーまでの道のりは5000m級の峠を越えてたどり着く

 

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インド・ラダック:レーの王宮跡から街を見下ろす

 

 

パンゴンツォ

パンゴンツォはインドのラダックとチベット自治区アルトク県との中印実効支配線に位置するアジア最大の汽水湖である。標高4,250m、塩湖にもかかわらず冬は1mに及ぶ厚い氷が張る。

 

パンゴンツォ

そこはもう植物の限界を超えた世界

ここには木も草も花も育たない土地、あたりはただゴツゴツとした山があるだけ

 

途中5,360mの標高があるチャン・ラという峠に来た時はさすがに高山病になるんじゃないかと思ったけど意外と平気でした

ただ7月なのに雪が積もっていて寒かった

14:30頃にパンゴンツォに到着、標高4,250mの高地では青空も空気も澄んでいて、湖の透明度もすごい、そしてこの湖の先はチベットへと続いているらしかった

 

真っ暗闇のなか借りたテントで寝る、夜になると冬のような冷たい風が吹いていたけど、人生の中でいちばんの星空、視界全部が星たちで埋め尽くされて宇宙の偉大さを知ったようです

 

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インド・ラダック:チベットへと続くパンゴンツォ

 

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インド・ラダック:朝焼けに染まるパンゴンツォ

 

 

最後・ニューデリー

パヤルの屋上からはデリーの大気汚染が深刻すぎて星ひとつさえ見えません

かろうじてうっすらと月が透けてるくらいでモヤっててロマンのひとつも感じられない

 

でもこの混沌としたパハールガンジを上から眺めるのもなかなかいいものです

マック・ケンタッキー・お気に入りのマンゴージュース屋・Iちゃんとの別れ・・・

明日からまた久しぶりに一人旅が始まるなとひとり時間に浸った翌日は、大雨で街が洪水になりデリーの混沌さが4割増しになっていました

 

空の見えない天気なんてなぁ、おまけにドミの部屋、雨漏りしてるし

食堂でごはんを食べていたらGが天井から落下してくるしなぁ

インドって次々とサプライズをくれるよね

 

今回チェンナイからINしたとき、きっとインドは今回で最後だろうなって思ってた

でもとんでもない、やっぱりまたインド行きたいって思えたし4ヶ月間最高でした

次行きたいところもまた増えたし、絶対また来たい

 

最後デリーの空港まで向かうリクシャーでシク教徒のドライバーからほんのりボラれてた

またね大好きなインド、ほんと出国ギリギリまでサプライズとハプニングをくれた国だわ