【中国】東アジアどっぷり紀行③ -昆明・成都・マルカム-
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
出発日は予定より1日遅れてラオス▶︎中国・雲南省まで戻ります
再・昆明
スリーピングバスとはいえ33時間の移動はけっこうきつい
何がきついかって誰かがトイレしたい!って言わない限り、このバスが食事休憩以外でストップすることはなかったんだから
私はトイレが近いのでできればお手洗いのある列車が安心ですが、バス一択の場合は仕方ない、自分が調節するしかないのです
長距離バスに乗る1時間前からコーヒーは飲まず、冷たいジュースも飲みません
常温の水以外は口にしないようにすれば、普段よりトイレに行く回数を減らせるのです
丸一日以上水だけで喉をうるおすと味気ないけれど、到着先のバス停でコーラとかコーヒーを飲むと一層おいしく感じるものです
食事兼トイレ休憩で立ち寄った場所ではバスの知らない女性から「トイレ行きたいからちょっと持ってて」と赤ちゃんを急に渡されたりと人との距離感にびっくりすることもしばしば
やがて中国に再入国するとなんともいえないこの安心感、昆明の南バスターミナルに着いたのが22時くらいで少し心配になりながらも客引きのおばさんの白タクで再び傾城ユースにチェックインできました
次の日、鉄道駅まで行って成都行きのチケットを買いに行った
2,3日先まで席は空いてないかもなって思っていたから、翌日のチケットが買えてラッキー
宿泊先のユースからバスターミナルまでは遠かったものの、鉄道駅へはわりと近かったので楽できました
そして中国の移動ではカップラーメンが欠かせない、お約束のような定番になっています
どこでも無料で手に入るお湯は寒い今の時期は助かるし、他の国ではあまり飲めないさっぱりしたお茶が飲めるのもうれしい
東南アジアによくある砂糖入りの緑茶じゃなくて、日本で親しんできたあのお茶が欲しいんです
この間マイボトル買って正解だったなぁ、思ったより活躍してる
列車内の移動中は隣の席だった親子がフルーツやごはんを分けてくれて、話しかけてきてくれたおかげで時間はあっという間に過ぎていきました
成都は中国四川省の省都であり、副省級市。良好な自然条件のうえに古い歴史と文化をもち、「天府の国」と称される。また、香辛料を多く使用する四川料理の中心地であり、2010年にはユネスコの「食文化創造都市」に認定された。
まだ薄暗い朝の6時前、成都に着きました、だいぶ寒いです
バスでユースホステルのシムズまで行くのが面倒だったのでバイタクに乗って移動、さらに寒いです
チェックインも早々に早くチベット圏に向かいたい気持ちで、フロント近くのスペースで色達(セルタ)行きのバスターミナルを探していると、日本人の声がしたので挨拶をした
どうやら彼らも明日色達にいくらしい
久しぶりに会う日本人との会話は弾んで朝なのにすごいしゃべりました
それにしても茶店子バスターミナル場所、遠い
昆明でもそうだったけど、バスターミナルまで行く時点ですでにプチ旅行になっているくらい遠いとは中国はどんだけ大きいんだって話です
シムズで知り合った日本人数人からチベットを一緒に周らない?と声を掛けていただきこれも何かの縁だと思うので便乗することに
ウィグルを含むこのあいだまでの中国では全然日本人を見かけなかったのに成都に来た途端、なかなかの数の日本人に会いました
成都に着いてこういう展開になると想像していなかったけれど、けっこう面白そうです
マルカム
マルカム県は中国チベット自治区チャムド県のひとつ。人口は5万人。県名チベット語で「善妙なる地域」の意。井塩を産することで名高い。
マルカム
朝6時10分発の色達行きのバスが走り出すとなんともいえないこの高揚感
チベットが楽しみすぎてわくわくが止まらない
中国の空は分厚くてくすんでて太陽が見えないくらい霞んでいる
でも標高が上がると空気も薄くなって空も青く、日差しも強くなってきた
私たちは成都からノンストップで色達まで行けると思っていたのに、15時頃よく分からない町、マルカムでバスは停車して「今日はここで1泊してから明日の早朝にまた出発します」と想定外のことをドライバーから言われました
ここは本当に何もなさそうな町だけど、仲間がいるので退屈になることはなさそうです
とりあえずしゃべっていれば時間はあっという間に過ぎていくから、こういう時ひとりじゃないっていいなと思える
そして昨日と同じく早起き
景色がどんどんチベット色に変わっていく・・・