【ポーランド】圧倒される欧州① -寄り道ラトビア-
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
シルクロード・中央アジアの旅はウズベキスタンで終わり、首都タシケント空港まで行きました
これから始まるヨーロッパに緊張しつつ、タシケント空港が小さすぎてまずそこに驚いているところ
日本の地方にある空港と同じくらいで、本当にここから国際線が飛ぶのか不思議なくらい
それはそうと今回の移動はウズベキスタン・タシケント▶︎ラトビア・リガを経由▶︎ポーランド・ワルシャワまで行きます
ラトビアは北ヨーロッパのバルト海沿岸に位置する共和制国家。1990年にソ連から独立した。通貨はユーロ、人口は201万5千人で首都はリガである。
リガ
リガはラトビアの首都で同国最大の人口を擁する都市。「バルト海の真珠」と讃えられる美しい港町で、その旧市街はユネスコの世界文化遺産に登録されている。
リガ
アジアを発ってよく分からない国、ラトビアに到着しました
ワルシャワ行きの便に乗るまでに半日の空きができたので、せっかくだし首都のリガを歩いてみることに
空港からそこまで距離もなかったので市街地まで行けたけど、時間に注意しながら行けるところまで街を歩いてみよう
そもそもラトビアのイメージなんてひとつも持ってないけど、意外にも先進国っぽいんだなと
旧ソ連だというからもっと殺風景かと思いきや、タジキスタンのコンテナ市場とはわけが違うようで、街並みも洗練されている
これからしばらくヨーロッパの旅が始まるので綺麗めな持ち物を揃えたほうがいいかと思い、ショッピングセンターで暖かいニットを調達しました
リガに着いてから夏だというのに寒さを感じたからですね
あとはバックパックやめてキャリーバッグ買おうか?とも思ったけどそれはパス
これまでもバックパックを大事に使ってきたし先進国であろうが変わらず持とうと思います
それから外の街並みを見て、ふつうにヨーロッパだなって思ったりぶらぶらしてから空港へ戻りました、洋服も買ったし時間を有効に使えました
基本情報
国:ポーランド
期間:5日間
時期:7月
リガ▶︎ワルシャワ行きの飛行機が小さすぎてビックリ、しかも空席だらけでいろいろ心配になりましたが、無事に着陸
ワルシャワって言葉の響きがいいですね、音楽の都って感じがいかにもします
着いた瞬間、いかにもヨーロッパという感じで身だしなみに気をつけなきゃとすぐに思いました
別にワルシャワに来たかった理由はないのですが、旧市街を歩いたり名所と呼ばれる場所にも周りましたが・・・どうしたことか、そこには写真や画像で見たままの景色が目の前にただあるだけなのです
写真で見ると確かに綺麗な街並みばかりだけど、だからなに?それとまったく代わり映えしない光景がただそこにあるだけのように思いました
自分ってこんな不感症だったけ、それともヨーロッパの魅力をまだ分かっていないだけなのか
このままではまずい、と次の目的地であるクラクフまで向かいました
クラクフはポーランド南部にある都市。ポーランドで最も歴史のある都市であり、17世紀初頭にワルシャワに遷都するまではクラクフがポーランド王国の首都であった。
ワルシャワ▶︎クラクフ行きの列車で6人乗りのシートは窮屈でまったくゆとりのないスペースでした
20ドルもしなかったからそんなものかなと思いつつ、3時間ほどで街に到着
ここはワルシャワより気候が良かったし街並みもまだ魅力があるように思います
とはいっても感動といえるほどではなく淡々としたテンションで街歩きをしているといった感じ
なんだこの冷静さ、みんなは何が楽しくてヨーロッパに来るんだろうって思った
発見や奇想天外なことが起こりそうな気配はなくワクワク感に欠けている、つまらない
ただ誰かが撮ったであろう写真を私が見て、ただ現地で同じ景色が見えているだけ
スタートのポーランドでここまでそう思うのなら、これから先のヨーロッパもこんな感じが続いていくだけなんじゃないか?先が見えてるものほどつまらないものはないって分かってる
私が足りないのか?魅力に気付けない私がしょうもないのか?考えても答えが出ない
どんどん迷い込む、仕舞いにはなんでヨーロッパなんか来てしまったんだろうと少なからず後悔した
私が間違ってるのかな?素敵な地域であることには間違いないはずだけど、私には響いてこない、グッとくるものも心動かされるものにも出会えない
このままアフリカ飛んじゃう?チャリダーデビューしちゃう?とかあれこれ考えてみるけど結局まとまらず・・・
アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所はナチスドイツが第二次世界大戦中に国家を挙げて推進した人種差別によるホロコーストおよび強制労働により、最大級の犠牲者を出した強制収容所である。収容者の90%がユダヤ人(アシュケナジム)であった。
ポーランドに立ち寄ったのはアウシュビッツに行くため、ここさえ行けたらもういいやというくらいこの国に来た目的はアウシュビッツがあったからでした
クラクフの宿からバスで向かって一人、アウシュビッツまで行きました
現地に着くと個人旅行者はあまりいなくて、大半の人は家族旅行やグループでのガイドツアーの参加のようでした
想像していたよりも大きな敷地内を歩くには、大量殺害のためのガス室、脱走させないための高圧電線の柵、収容者が最初に連れてこられる専用鉄道、犠牲になった人たちの衣服、靴が山積みになった展示室などを含め4時間は掛かったと思います
100万人以上が犠牲になったとされるこの土地を歩くのは一人では正直しんどかったです
途中から精神的にも知識的にも一人じゃ不十分と思い、イギリス人の修学旅行生の後をバレない程度についていきました
世界の美しいものだけでなく負の遺産も同じように受け止めたい、少しでも知りたいと思ったので来られて本当によかったと思っています