【ハンガリー】圧倒される欧州②
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
ヨーロッパでの旅が始まった途端さっそく気の迷いが出てきている私です
まだこの先も続くのにこんなのでやっていけるのか、不安を残したままハンガリーへと向かいました
基本情報
国:ハンガリー
ルート:⑴ブダペスト▶︎⑵ホッロークー▶︎⑶センテンドレ▶︎⑷再・ブダペスト
期間:2週間
時期:7月
ハンガリーは中央ヨーロッパのドナウ川中流域に位置する共和制国家。首都はブダペストである。ハンガリーでは温泉が湧き出し、温泉文化が古くから伝わり、その文化は2000年近くある。
ブダペストはハンガリーの首都で同国最大の都市。ドナウ川河畔に位置し、ハンガリーの政治、文化、商業、産業、交通の一大中心都市で東欧・中欧では最も大きな都市のひとつ。街並みの美しさから「ドナウ川の真珠」と呼ばれる。
ブダペストの列車の駅に着いてから1時間も迷ってやっとアンダンテホステルに到着
この列車の移動中には今いる場所で楽しみや魅力を見つけること、土地を変えることもひとつの手だけど、大事なことは自分から探して見つけることだよなぁ、なんだかヨーロッパの旅が試練のように感じてしまうけど、なるべく楽しめる方向で行こう!と言い聞かせた
アンダンテホステルに着いてからは日本人宿ということもあって最初は少し緊張するものの、日本のDVDやガイドブック、和風の調味料なんかが揃っているあたりはやっぱりホッとできます
アウシュビッツの復習をするため映画シンドラーのリストを観たりして過ごしました
ブダペストに来てホステルで過ごして少しでもピリついた気持ちが改善するといいなと思いながら旧市街の街を歩きました
期待なんてさほどせずにたくさん歩いたブダペストの街は、けっこう好きかもと思えた
近所のスーパーに行くことですら歴史的な街並みに囲まれていると思えたし、ドナウ川を通して眺める旧市街の景色、国会議事堂を含む建造物の壮観さを見ていたらロマンを感じた
そうして過ごしていくうちに不思議とこの街にいる自分が自然に思えたし、違和感も徐々になくなっていってることにも気づいたのです
正確にはヨーロッパに対する一種の拒絶感がなくなっていたのかもしれません
この調子、この調子・・・
ホッローケー村
ホッローケーはハンガリーのノーグラード県にある村。「ハンガリーで最も美しい村」とも評される伝統的な村落が保たれていることから、古民家の建ち並ぶ中心的な通りが1987年にユネスコの世界遺産に登録された。
ホッローケー村
日本にいる時からここには行きたいと思ってた場所
車があれば2時間と少しで着く距離なのに、電車2回にバス1回の乗り換えとなかなか面倒なアクセス
それでもブダペストの駅から数十分離れただけで車窓からの眺めはすぐ田舎の景色へと変わっていきました
まだポーランドとハンガリーの二ヶ国しか今回はヨーロッパにいないのにどうやら私は少し疲れているみたい
こういう田舎がずっと続けば全然ストレスフリーなんだけどな
最後の乗り換えのバスでホッローケー村へ向かう途中、一面に広がるひまわり畑を見た
その景色がすごく綺麗でバスが停まってくれたらいいのに、と思いながらその景色を横目にバスは通り過ぎていきました
そうしてバスはようやく村に到着、さっそく色とりどりのきれいな花が咲いている敷地内に入ってみます
広かったので何かの施設かと思っていたら完全に誰かの家の敷地内だった
まずい、人の家の庭に勝手に入ってしまった、と慌てて出ていこうとしたけれど、おうちの人は「写真撮っていいよ」と言ってくれたり、お茶を運んでくれたり、「家の中にも入って」と自宅の中まで招き入れてくれました、なんともありがたい
こういうのは田舎ならではの出会いですね
その彼女は「私はドイツ人だよ、結婚してハンガリーに住んでるよ」と話してくれた
リビングには家族写真がたくさん飾られていて私が写真を見ていると、「この赤ちゃんは私の妹、(多分)もう亡くなってしまったけど」とボディーランゲージ混ざりに言ってくれました
彼女を見て思ったのがほとんど英語を話せなかったけど、たどたどしいながらも一生懸命伝えようとしてくれたこと
最近の私はどうも通じないならいいや、と思ってコミュニケーションを取ることを少し面倒になっていたと思う
でも彼女を見てなんか大切なことに気付かされた
今でこそ簡単な英語に苦労することはなくなってきてはいるけど、彼女みたいに伝えようと必死になっているか?と言われたら違うと思う
ふとした出会いだったのに強く響いたものがありました、どうもありがとう
さて、そんな出会いからスタートしたホッローケー村での散策は奥に進むとさっそくわけのわからない森林まで入ってしまって、違う道から引き返すと古民家らしき家屋が建ち並ぶストリートを発見
これが見たかった景色だ、田舎のヨーロッパさが漂う場所で、可愛らしい
世界遺産の村とは思えないくらい静かで観光客もほとんどいない、というか興味を持たれてない場所ともいえるかもしれない
近くにはハイキングコースのような自然もあってそこには欧米人の家族連れが歩いていたりとそれでも人はまばらな様子
平和だなぁ、こういう田舎の村、やっぱり好きです