【インド】長旅は南アジアへと向かう③ -ニューデリー・ダラムサラ・マナリ編-
前回からのつづき・・・
areyoukiddingme.hatenablog.com
インドの山旅とシッキム州のチベット文化圏を周ったあとは次なる山へ向かうために一度デリーへ行くことにしました
長距離列車に乗ってニュージャイパイグリ▶︎ニューデリーへ
久しぶりの都会にワクワクしつつも山から下りるととにかく暑い、もうめっちゃ暑い
期待して行ったデリーの日本人宿サンタナは全然大したことなくて高いし期待外れだった
以前訪れたプリーに行ったときサンタナの存在を知ったけど、プリーでは日本人宿に泊まっていないので、デリーで泊まってみたかったんですけどね
ニューデリーに着いたら安宿街パハールガンジにいつも泊まりますが、汚いし沈没するような場所でもないけど、歩いてるだけで楽しいし私は好き
詐欺師とジャンキーが多いけど、それでもいい部分もあるということで
パハールガンジで知り合った日本人Mさんはバラナシで睡眠薬強盗の被害に遭ってしまい、デリーで2週間くらい足止めを食らっているいう話を聞きました
貴重品を奪われパスポートもなくなったため、目が覚めたときは知らない駅にいたという話や帰国時には仮の渡航書が発券されるらしかったり、実際被害に遭った人に会うのは初めてだったので色々聞いてしまいました
これを機に改めて私も気を引き締め直して旅しよう、と思い上等なバスに乗ってデリーを離れました
ダラムサラはインドのヒマーチャルプラデーシュ州にある都市の一角にあるチベット亡命社会の中心地。亡命チベット人の多数が暮らす「マクロード・ガンジ」地区とチベット亡命政府の官庁が立ち並ぶ「カンチェン・キション」地区からなる。チベット亡命政府を樹立して以来チベット仏教文化の拠点となっており、「リトル・ラサ」とも呼ばれている。
ふたたび高地へ向かい地獄の暑さから脱出です
マクロード・ガンジは早朝に到着し、まだ暗かったのでバスで一緒だった僧侶2人に声を掛けると「今はどこの宿も空いていないから僕たちの知り合いの家で待とう」と言ってくれました
行き当たりばったりなゆえにいろんな人に親切にしてもらってるな〜
お邪魔した家の人にチャイとお菓子をもらったり、図々しくも仮眠したりで9時くらいになって僧侶2人と僧院へ移動
「知り合いに宿があるか聞いてみるよ」と言ってくれて何から何まで世話になりっぱなし、せっかく紹介してくれたのはいいんだけど高いんだよなぁ
ごめん、申し訳ないけど自分で探してみるよ・・・と何軒か宿に当たってみるも自分の範囲外の価格ばかり
いや、絶対もっと安いところもっとあるはず!と動いてやっとシングルで180ルピー(280円ほど)で泊まれることに
屋上のカフェでは山がきれいに見えるしゆっくりできていい感じです
しかしダラムサラの街はチベット色が濃そうと思っていたのに意外とそうでもない気がした
そしてある日の夜、突然の嘔吐と発熱
きっとベーカリーショップで買ったクリーミー系のピザにあたったんだ
食あたりのような感じから始まり痛みを抑えるためロキソニンを飲みすぎてこれまた胃が痛くなって災難、5日間ずっと動けなかったせいで私はダラムサラにいい思い出があんまりない
おまけに次の目的地に移動する数時間前、地元のテレビでマナリ行きのバスが川に転落したとのニュース映像が流れていて、さらなる不吉な予感がしました
今からそのルートを通過するであろうバスの事故とか見たくなかったよ〜勘弁してよ〜と祈りながらもバス停へと向かいます
マナリ
マナリは標高2,050mの大自然に位置する人気の保養地。冬場は雪でほぼ完全に道が閉ざされるが、雨季には標高3,980mのロータン峠付近にブルーポピーなどの高山植物が色とりどりに咲き乱れて気軽にハイキングができるスポットとしても知られている。
マナリ
ミニバンの車内が狭すぎる
ここまで標高があがるとだいぶ涼しくなったと感じます
マナリは3つのパートに分かれていて、オールドマナリ・ニューマナリ・バシストというエリアがあります
バックパッカーが宿泊地に選ぶのはオールドマナリかバシストが多いと思いますが、こじんまりとしている印象をもった私はバシストを選んでみました
ミニバンを降りた先に「日本人ですか?」と綺麗な発音で話しかけてきたのは韓国人のU
彼女のおかけでリクシャーの交渉は早かったし国民性か、さすが強気の姿勢です
今さっき出会ったばかりの子と早々に部屋をシェアするなんて普段ならほとんどしないけど、Uだから出来たようなもの
1人は気楽でいいけどやっぱり誰かと過ごすのも楽しいなと思えます
バシストで楽しみにしていたことはもちろん温泉、熱々のお湯が絶え間なく出るなんて贅沢すぎる
シッキム州で満足にお湯が出るなんてことはほとんどなかったし、なおさら温水には飢えていました
温水を使ってジャブジャブと洗濯をできることすらありがたいと思えるものです
男女別の公共浴場では温泉の温度が高いせいで浴槽にじっくり浸かれないのとパンツ着用がルールだったのが難点、日本のように全裸で入りタオルだけ使ってというようにはいかなかったので、100点満点とは行かなかったです
でもバシストはかなり過ごしやすい地域で、気軽なハイキングや各国のレストランが揃っているのもポイント
イスラエル料理やイタリアン、韓国料理屋にドーナツ屋など美味しいものがたくさんです